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ブックマーク / sikeimusic.hatenablog.jp (12)

  • 2017年間ベストアルバム20選 - SIKEI-MUSIC

    前回に続き、恒例企画のアルバム編です。 20. Mutoid Man 「War Moans」 Cave In や Converge などボストンの豪傑たちが集まってよりオーセンティックに寄った HR/HM をとても楽しそうに演奏する課外活動バンド。課外と言いつつ当然気なので Motörhead ばりの爆走っぷりを見せたり、Marty Friedman ゲスト参加で叙情性に満ちたギターソロが展開されたり、旨味ギッシリのラウドアンサンブルは聴き応えバリバリ。 YouTube 19. 小松未可子 「Blooming Maps」 みかこし再スタートとなったこの新譜では Q-MHz が全面的バックアップを務め、UNISON SQUARE GARDEN よろしく情報量を多く詰め込みつつ、何とも清冽とした仕上がりのポップソングのオンパレード。それは彼女の澄んだ声の魅力を十分に引き出したものであり、20

    2017年間ベストアルバム20選 - SIKEI-MUSIC
  • PUNPEE 「MODERN TIMES」 - SIKEI-MUSIC

    MODERN TIMES アーティスト: PUNPEE出版社/メーカー: SUMMIT発売日: 2017/10/04メディア: CDこの商品を含むブログ (5件) を見る東京は板橋区出身のラッパーによる初フルレンス。 散々リリースを焦らしまくっただけに過剰とも言える期待を受けていたであろう今作ですが、序盤の「Lovely Man」から早々に「別に俺なんかいなくてもね KOHH 君、tofubeats 、弟とかがいる」とスカす気満々のダメ兄貴。加山雄三や宇多田ヒカルとのコラボでどれだけ注目を浴びようが、世間がどれだけトラップや即興バトルブームに沸こうが、あくまで俺は俺の道を行くと言わんばかりに PUNPEE ならではのユーモラスな個性が凝縮されています。2057年の未来から今の PUNPEE を回想するという物語を軸とし、べ物や映画音楽などのフェイバリットを随所に散りばめ、その軽妙な手つ

    PUNPEE 「MODERN TIMES」 - SIKEI-MUSIC
  • 2017上半期ベストトラック10選 - SIKEI-MUSIC

    おう、今年の上半期終わりや。ベスト企画やぞ。 10. Paramore「Hard Times」 Paramore: Hard Times [OFFICIAL VIDEO] - YouTube 9. 喜多村英梨「Revolution【re:i】」 喜多村英梨「Revolution【re:i】」MUSIC VIDEO FullVer. - YouTube 8. tofubeats「SHOPPINGMALL」 tofubeats - SHOPPINGMALL - YouTube 7. Kendrick Lamar「HUMBLE.」 Kendrick Lamar - HUMBLE. - YouTube 6. Lorde「Green Light」 Lorde - Green Light - YouTube 5. Base Ball Bear「すべては君のせいで」 Base Ball Bear - す

    2017上半期ベストトラック10選 - SIKEI-MUSIC
  • RHYMESTER 「ダンサブル」 - SIKEI-MUSIC

    ダンサブル(初回限定盤A)(Blu-ray Disc付) アーティスト: RHYMESTER,宇多丸,Mummy-D,Takaki Horigome,HUNGER出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 2017/09/06メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見る約2年ぶりとなる11作目。 だいぶ余裕綽々な印象を受ける。そもそもアルバム表題の「ダンサブル」というテーマは「KING OF STAGE」を自称するライムスターにとって今に始まったことではなく、ライブの熱気を思わせるような躍動感はずっと一番にアピールされていたと言っても過言ではないと思います。つまり今回は敢えて彼らの原点、基に立ち返ったシンプル・イズ・ベストな内容ではないかなと。DJ JIN による「Don't Worry Be Happy」「爆発的」での躍動感溢れるブレイクビーツはこれぞライムスター

    RHYMESTER 「ダンサブル」 - SIKEI-MUSIC
  • tofubeats「FANTASY CLUB」 - SIKEI-MUSIC

    FANTASY CLUB アーティスト: tofubeats出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン発売日: 2017/05/24メディア: CDこの商品を含むブログ (1件) を見る1年8ヶ月ぶりとなる4作目。 これまでに打ち出していたパーティーナイトの刹那的な多幸感は、ここでは無いとは言わないまでも随分と掻き消えてしまっています。むしろ先行でシングルリリースされていた「SHOPPINGMALL」の印象が強いせいか、アルバムの方にも全体的に虚無感のような、やり場のない哀愁を第一に感じます。「何かあるようで何も無いな」。この井戸の底を覗くような感覚は昨今のヒットソングに対するチクリとした批判のようでいて、実は tofubeats が過去の楽曲で表現していた多幸感と表裏一体の、その裏側の部分かもしれません。我を忘れて踊り明かしていても、その狂騒はやがて影も形もなくなってしまう。モノ

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  • KINETIC「db」 - SIKEI-MUSIC

    DB アーティスト: KINETIC出版社/メーカー: BLACK SMOKER発売日: 2016/06/15メディア: CDこの商品を含むブログを見る2011年結成の2人組による、3年ぶり2作目。 ドラム×ベースの最小単位ですが、ドラムはサンプルパッドを駆使して打撃音を自在に捻じ曲げ、ほとんど人力のグリッチノイズという状態。空間的に散りばめられたシャープなノイズ音は聴き手の神経を多角的に擽り、ダブステップ/トラップから発展したと思われる前衛的なリズムパターンは、千切れてしまう一歩手前の歪なグルーヴ感。徹底してドライ、かつダークな緊張感をもって聴き手を身体の芯から痺れさせる。この強烈な IDM トラックにラップを乗せるのは OMSB 、K-BOMB 、志人の猛者3人。いずれの楽曲も凄まじくドープな仕上がりなのですが、特に志人参加の「Mantle Mantra」の存在感は有無を言わせないもの

    KINETIC「db」 - SIKEI-MUSIC
  • SIKEI-MUSIC

    もう、これ以上、輝けない……… 続きを読む Wu Hen [解説・ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC643) アーティスト:KAMAAL WILLIAMS,カマール・ウィリアムス発売日: 2020/07/24メディア: CD英国ロンドン出身のキーボーディストによる、2年2ヶ月ぶり2作目。 Kamaal Williams としての活動と並行して、かねてから Henry Wu という名義でダンスフロア向けのエレクトロニック作品をリリースし続けているだけに、最近のジャズアルバムの中でも今作は特に、クラブミュージック方面への意識が強く表れています。鮮やかなシンセリフと疾走感あるブレイクビーツが火花を散らす「One More Time」、タイトな4つ打ちの縦ノリグルーヴで熱気を膨れ上がらせる「Save Me」「Mr. Wu」辺りはまさに直球。エレクトロ要素を人力アンサンブルに落とし込む

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  • Aphex Twin「Cheetah EP」 - SIKEI-MUSIC

    Cheetah EP [解説・オリジナル・ロゴ・ステッカー封入 / 国内盤] (BRE52) アーティスト: APHEX TWIN,エイフェックス・ツイン出版社/メーカー: BEAT RECORDS / WARP RECORDS発売日: 2016/07/08メディア: CDこの商品を含むブログ (2件) を見る1年半ぶりのリリースとなるミニアルバム。 先日は渋谷の街頭ビジョンをジャックして世間様を困惑させていたリチャード先生。夏にピッタリのスッキリしたジャケットが印象的な今作は、案の定まるで夏に似合わない中身です。基的には「Syro」の路線。ビートの一音一音がクリアに研ぎ澄まされて身体にヒットし、何処となくダークな雰囲気を漂わせながら妙にポップで馴染みやすい感触もあるという。ただどの曲も BPM は落ち着いたミディアムで統一され、この上なくシンプルな4つ打ちは淡々としつつも粘っこくファン

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  • Melt Yourself Down「Last Evenings on Earth」 - SIKEI-MUSIC

    Last Evening On Earth アーティスト: Melt Yourself Down出版社/メーカー: Leaf発売日: 2016/05/06メディア: CDこの商品を含むブログを見るロンドン出身の6人組による、約3年ぶり2作目。 前作に比べると全体的に音が整理整頓されて軽めになったか?いやそれでも彼らの放つエナジーは相変わらず猥雑であり痛快。ジャズ、ラテン、ファンク、トランス、クラウトロック、その他諸々。要するにフロアの熱狂で我を忘れるために必要な音楽を丸ごと一緒くたに飲み込み、高らかなアジテーションとともに吐き出す人力ダンスグルーヴ。雷鳴のようなサックスの響き、忙しないパーカッションの躍動感がジワリジワリと熱を帯びて膨らみつつ、音響処理やエレクトロニクスによって緻密に練られた構築性、不敵なインテリジェンスも同時に感じさせる。アルバム構成がまた上手いのですよね。序盤の「Dot

    Melt Yourself Down「Last Evenings on Earth」 - SIKEI-MUSIC
  • 2010年代前半ベストアルバム50選 (邦楽編) - SIKEI-MUSIC

    2010年代に入り、自分は三十路を迎えました。あまり信じたくはないです。 皆様明けましておめでとうございます。2010年代に入ってからも飽きもせず音楽を聴いてはブログを更新し続けている30男であるところの俺です。さすがに昔みたいにスポンジのように様々な物事を吸収し、心の底から衝撃を受けるといったことは難しくなってきましたが、それでも色々と聴き漁ってみれば面白い音楽はいつの時代も存在するものです。相変わらず浅く狭くな聴き方をしてはおりますが、以前とは好みが若干変わった部分もあり、昔から変わらない部分もあり、あと年ったからか以前よりも好き嫌いの境目がハッキリしてきた気もします。ということでここ5年の間に聴いた音楽の中からベスト50枚を選出したいと思います。まずは邦楽編からどうぞ。 50. LIPHLICH 「SOMETHING WICKED COMES HERE AGAINST YOU」 S

    2010年代前半ベストアルバム50選 (邦楽編) - SIKEI-MUSIC
  • 2014年間ベストアルバム20選 - SIKEI-MUSIC

    今年締め括りのラスト、アルバム編でございます。以下20枚どうぞー。 20. HINTO 「NERVOUS PARTY」 NERVOUS PARTY アーティスト: HINTO出版社/メーカー: Bauxite Music wy.発売日: 2014/07/23メディア: CDこの商品を含むブログ (2件) を見るポストパンクを曲解しまくったようなヘンテコギターサウンドと、ファンキーで小気味良いグルーヴの応酬。そしてどうしようもなく夏な感。やっぱり福岡は格好良い変態バンドの名産地だ。 HINTO『アットホームダンサー』 - YouTube 19. きのこ帝国 「フェイクワールドワンダーランド」 フェイクワールドワンダーランド アーティスト: きのこ帝国出版社/メーカー: DAIZAWA RECORDS/UK.PROJECT発売日: 2014/10/29メディア: CDこの商品を含むブログ (1

    2014年間ベストアルバム20選 - SIKEI-MUSIC
  • 2013年間ベストトラック20選 - SIKEI-MUSIC

    じぇじぇじぇ!もう年末!今年のベスト企画いつやるの?今でしょ!あと倍返し!おもてなし!てことでまずは楽曲編からどうぞ。 20. SHISHAMO 「僕に彼女ができたんだ」 デビューアルバム「SHISHAMO」 アーティスト: SHISHAMO出版社/メーカー: GOOD CREATORS RECORDS発売日: 2013/11/13メディア: CDこの商品を含むブログ (9件) を見る恋する少年少女はみんなこれ聴いてバンド始めるべき。素のままのガールズポップに宿るミラクルはチャットモンチー以来の衝撃かも。 19. 赤い公園 「今更」 今更/交信/さよならは言わない (初回限定盤)(DVD付) アーティスト: 赤い公園出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック発売日: 2013/07/03メディア: CDこの商品を含むブログ (6件) を見る活動休止を経てますます自由奔放になった感のあるア

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