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Jazzに関するtxmx5のブックマーク (1,021)

  • interview with Hiatus Kaiyote (Simon Marvin & Perrin Moss) | ele-king

    向かって左から、今回取材に応じてくれたとペリン・モス(ドラムス)とサイモン・マーヴィン(キーボード)のふたり。つづいて右がネイ・パーム(ヴォーカル)とポール・ベンダー(ベース)。 オーストラリアのメルボルンから飛び出したハイエイタス・カイヨーテ。2011年に結成された彼らは、ネイ・パーム(ヴォーカル、ギター)、ポール・ベンダー(ベース)、サイモン・マーヴィン(キーボード)、ペリン・モス(ドラムス)という個性的で優れた才能を持つミュージシャンからなる4人組バンドで、2012年のデビュー・アルバム『Tawk Tomahawk』以降、つねにエネルギッシュな話題を振りまいてきた。デビュー当時はネオ・ソウルやR&Bの文脈からスポットが当てられ、フューチャー・ソウル・バンドといった形容が為されてきた彼らだが、その音楽的な振り幅は我々の予想の斜め上を行くもので、ジャズやヒップホップ、ファンクなどからオペ

    interview with Hiatus Kaiyote (Simon Marvin & Perrin Moss) | ele-king
  • #1451『TON-KLAMI / Prophecy of Nue』

    Text by Yoshiaki “onnyk” Kinno   金野 “onnyk” 吉晃 NoBusiness Records NBCD 102 Midori Takada 高田みどり (marimba, perc) Kang Tae Hwan 姜泰煥 (as) Masahiko Satoh 佐藤允彦 (p) 1. Prophecy of Nue 2. Manifestation 3. Incantation Recorded live on the 27th May, 1995 at Design Plaza Hofu, Yamaguchi, Japan by Takeo Suetomi / Concert produced by Takeo Suetomi Mastered by Arūnas Zujus at MAMAstudios Photos by Akihiro Matsu

    #1451『TON-KLAMI / Prophecy of Nue』
  • #14 姜泰煥という異能

    text & photo by Kazue Yokoi  横井一江 『姜泰煥+高田みどり/永遠の刹那 Kang Tae-Hwan+Midori Takata/An Eternal Moment』(NoBusiness Records)がリリースされた。1995年の姜泰煥と高田みどりとのデュオのライヴ録音である。今年4月来日時に姜泰煥の演奏を観ているだけに、90年代半ばの彼の姿を懐かしく思い起こしながら聴いた。 姜泰煥の初来日は1985年の「トーキョー・ミーティング」、サムルノリの金徳洙が渡韓した近藤等則に姜泰煥を推したことでこの来日が実現した。今世紀に入ってからの韓流ブームを考えると信じられないことかもしれないが、80年代に入るまでは韓国音楽事情についてはほとんど知られておらず、また隣国でありながらもジャズを通した交流はなかった。1988年開催のソウル・オリンピックを招致し、1987年に

    #14 姜泰煥という異能
  • Kamasi Washington | ele-king

    1960年代のジョン・コルトレーン、1970年代のファラオ・サンダースと、ジャズ・サックスの巨星たちの系譜を受け継ぐカマシ・ワシントン。もはや21世紀の最重要サックス奏者へと上り詰めた感のあるカマシは、2015年の『The Epic』で我々の前に鮮烈な印象を残し、2018年の『Heaven and Earth』で今後も朽ちることのない金字塔を打ち立てた。しかし、『Heaven and Earth』以降はしばらく作品が止まってしまう。もちろん音楽活動はおこなっていて、2020年にミシェル・オバマのドキュメンタリー映画『Becoming』のサントラを担当し、ロバート・グラスパー、テラス・マーティン、ナインス・ワンダーと組んだプロジェクトのディナー・パーティーで2枚のアルバムを作り、2021年にはメタリカのカヴァー・プロジェクトであるメタリカ・ブラックリストに参加して “My Friend of

    Kamasi Washington | ele-king
  • これがカマシ・ワシントン(Kamasi Washington)なりの〈ダンスアルバム〉――アンドレ3000らが参加した、日常から宇宙までを繋ぐ新作を語る | Mikiki by TOWER RECORDS

    躍動する肉体を通して己の精神を表現する強靭な〈ダンス・アルバム〉――ジャズをプログレッシヴに革新してきたカリスマが、豪華なゲスト陣を招聘した恐れ知らずの新作で見据える新たな地平とは? 強いリズムに包まれるような 21世紀のもっとも重要なジャズ・サックス奏者のひとりであるカマシ・ワシントン。2018年の『Heaven And Earth』以降は、ミシェル・オバマの伝記映画「Becoming」のサントラや、ロバート・グラスパーやテラス・マーティンらとのディナー・パーティーで2枚のアルバムを手掛け、そして6年ぶりのニュー・アルバム『Fearless Movement』と共に帰ってきた。サンダーキャット、テラス・マーティン、ブランドン・コールマンら旧知の仲間に加え、アウトキャストのアンドレ3000、BJ・ザ・シカゴ・キッド、Dスモーク、コースト・コントラのタジとラス・オースティンなど、ヒップホップ

    これがカマシ・ワシントン(Kamasi Washington)なりの〈ダンスアルバム〉――アンドレ3000らが参加した、日常から宇宙までを繋ぐ新作を語る | Mikiki by TOWER RECORDS
  • カマシ・ワシントンが語る、より良い世界に進むための愛と勇気とダンスミュージック | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    カマシ・ワシントンの最新アルバム『Fearless Movement』は、これまでの延長線上にありつつ、明らかに趣が異なる作品でもある。愛する娘が生まれ、彼女と暮らす中で感じたことがインスピレーションになっていたり、概念としての「ダンスミュージック」をテーマにしていたりするのもそうだし、過去の作品にあったスケールの大きさやフィクション的な世界観とは違い、現実(≒生活)に根を下ろした視点から生まれた等身大で身近に感じられるサウンドになったようにも感じられる。 たとえば、これまでは壮大な世界観をクワイアやオーケストラと共に表現していたが、今回はほぼ自身のレギュラー・バンドで構成しており、外から加わっているのはほとんどがボーカリストやラッパーだ(カマシはこれまで、声にまつわる表現はバンドメンバーのパトリス・クィンに任せていた)。ここでは様々な声がそれぞれのメッセージを語っているのだが、その言葉か

    カマシ・ワシントンが語る、より良い世界に進むための愛と勇気とダンスミュージック | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
  • DJハリソンが語る 古いレコードの質感を追い求め、アナログの魔法を今に蘇らせる美学 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

    米ヴァージニア州リッチモンドを拠点とする、ブッチャー・ブラウン(Butcher Brown)という5人組がいる。ヒップホップ/ネオソウル以降のジャズ系バンドである彼らは、サウンドの質感への徹底的なこだわりに加えて、そのインスピレーション源やカバー曲の選曲センスも高く評価されてきた。 アナログ機材やテープでの録音は当たり前。まるでマッドリブがバンドを結成したかのように敢えて音質を落としたり、ノイズ交じりで録音したり、ジャズ系のバンドはまずやらない手法を駆使している。そのこだわりからレコードだけでなく、カセットテープでのリリースをずいぶん前から行なっていた。 さらに彼らは、トム・ブラウン「Funkin' For Jamaica」、デヴィッド・アクセルロッド「Holy Thursday 」、ボブ・ジェイムス「Nautilus」、ワンネス・オブ・ジュジュ「African Rhythms」、タリカ・

    DJハリソンが語る 古いレコードの質感を追い求め、アナログの魔法を今に蘇らせる美学 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
  • シャバカが語る、“デビュー作”の制作から尺八という楽器の個性、そして今後の構想 | TURN

  • #2055 『Masayuki Takayanagi | Nobuyoshi Ino | Masabumi Kikuchi / Live at Jazz-inn Lovely 1990』『高柳昌行|井野信義|菊地PUU雅章/ライヴ・アット・ジャズイン・ラブリー 1990』 

    text by Yoshiaki ONNYK Kinno 金野ONNYK吉晃 NoBusiness Records NBCD 135 Masayuki JoJo Takayanagi – guitar Nobuyoshi Ino – bass Masabumi PUU Kikuchi – piano 1. Trio III  18:04 2. Duo I (Takayanagi – Ino)  15:21 3. Duo II (Takayanagi – Ino)  11:53 4. Trio I 20:57 5. Trio II 11:10 Track 1,4 & 5 improvised and composed by M.Takayanagi, N.Ino and M.Kikuchi / Track 2 & 3 improvised and composed by M.Takayana

    #2055 『Masayuki Takayanagi | Nobuyoshi Ino | Masabumi Kikuchi / Live at Jazz-inn Lovely 1990』『高柳昌行|井野信義|菊地PUU雅章/ライヴ・アット・ジャズイン・ラブリー 1990』 
  • 「ブレない男の想い出」追悼 ペーター・ブレッツマン by 金野ONNYK吉晃

    text by Yoshiaki ONNYK Kinno 金野Onnyk吉晃 photos: from Onnyk’s private collection(「ナムジュン・パイク展」の図版目録より)*口絵は、おそらくブレッツマンのデザインによるナムジュン・パイク展のポスター(’63) 「ブレない男の想い出」追悼 ペーター・ブレッツマン(享年82) 二十歳の私は「フリージャズとフリーミュージック」の差異さえわからず、彷徨していた。前衛、実験、ラディカル、即興、過激というのは同義に近かった。ヘンリー・カウもシュトックハウゼンも一緒くたになっていた。 当時はまだ「壁」によって分断されていた西ベルリンに拠点を置くFMP (Free Music Production)は、1969年に創設され、マイナーシーンの代表的レーベルだった。私はペーター・ブレッツマンはその創始者の一人、かつ欧州を代表するミュー

    「ブレない男の想い出」追悼 ペーター・ブレッツマン by 金野ONNYK吉晃
  • 笹久保伸、ジャズライターにキレる。音楽家を悩ます評論家のパワハラ問題|小池直也

    突然過ぎて意味がわからなかった。ギタリスト・笹久保伸が3月11日、Xにてジャズ評論家の柳樂光隆氏を名指しで批判し始めたのである。いわば音楽家から評論家へのカウンターだ。 ミーハーで口だけのクソみたいなやつに褒められても喜ぶフリをしないといけないんだから音楽家の人生も大変だよ。 若い人々は評価を無視して作品を作った方がいい。 近年自分の歩みの中で何か恥じることがあるとしたら、それは評論家・柳樂光隆みたいな中身のない人間に『良い』とか書かれたこと。 pic.twitter.com/2wvFFEJEPX — SHIN SASAKUBO (@shinsasakubo) March 11, 2024 私個人としては、柳樂氏が監修する『Jazz The New Chapter4』でディスクレビューを担当させてもらったし、主宰した『ネオホットクラブ13』にもゲスト出演してもらった。好意でインタビューさせ

    笹久保伸、ジャズライターにキレる。音楽家を悩ます評論家のパワハラ問題|小池直也
  • #2292 『John Butcher / The Very Fabric』

    text by Kazue Yokoi  横井一江 hitorri 964 John Butcher (tenor/soprano saxophones, feedback tenor on # 4) 1. Shimmers of Connect i 2. Shimmers of Connect ii 3. Shimmers of Connect iii 4. Sympathetic Magic (concrete) 5. Elusive Sidestep 6. Signs and Symptoms 7. Far Flung 8. Summer Incantation 9. Very Hush-Hush 10. Laval 11. On Springs Recorded in the Brønshøj Water Tower, Copenhagen, Denmark, June 17, 2

    #2292 『John Butcher / The Very Fabric』
  • #2299 『サラ(ドットエス)、大友良英、磯端伸一 / ヒューマンカインド』『sara (.es), Otomo Yoshihide, Shin’ichi Isohata / HUMANKIND』

    text by Kazue Yokoi  横井一江 Nomart Editions  NOMART-126 sara (.es) (piano, percussion) 大友良英 Otomo Yoshihide (guitar) 磯端伸一 Shin’ichi Isohata (guitar) HUMANKIND #1 Otomo Yoshihide& Shin’ichi Isohata HUMANKIND #2  sara (.es)& Otomo Yoshihide HUMANKIND #3  sara (.es), Otomo Yoshihide, Shin’ichi Isohata Recorded live at Gallery Nomart in Osaka on 30 June 2023 during group exhibition HUMANKIND ギャラリーノマルのグル

    #2299 『サラ(ドットエス)、大友良英、磯端伸一 / ヒューマンカインド』『sara (.es), Otomo Yoshihide, Shin’ichi Isohata / HUMANKIND』
  • MILFORD GRAVES / BABI (CORBETT VS. DEMPSEY盤2CD) - LOS APSON? Online Shop

    当店の中古レコードの一部を担当している置石が「バビバビ」言うからやっとで入荷させました!そりゃ、ESP-DISK'からリリースのミルフォード・グレイヴスの名盤「PERCUSSION ENSEMBLE」なんてずーーーっと売ってるし、好き過ぎてミルフォードのTシャツを作ってもらって(手描きで2枚も)着ていた時期もあったりで、再発されたのは知っていたのですが、はてさてフリージャズの真髄(バビ)を今どんな感じで再プレゼンしようかと考えていたら。。。ということで「バビ」、やっぱエグいです! 誰かがSNS上で「今ガバが必要だ!ガバをくれ!」みたいなこと書いてましたが、言い換えできそうなのが、これ「今バビが必要だ!バビらせろ!」ではなかろうかと。。。血湧き肉踊るとは正に「バビる」ことだと思います。メタ(aka メタメタ)人間の証明! 同じくアーサー・ドイル/ヒュー・グローヴァーとのトリオで1969年に録

    MILFORD GRAVES / BABI (CORBETT VS. DEMPSEY盤2CD) - LOS APSON? Online Shop
  • デビッド・フュージンスキー再考 | otono sakana

    90年代に端を発する音楽ジャンルの無効化 ここ15年、音楽のカテゴリーについて、 細分化しすぎて逆に統合されていっている 少し離れていた存在として認識されていたものがくっつく 全然違う方向性のものが結果同じような形態になる という現象があるように見える。 もはやジャズじゃないかというポストロックとその逆パターン、ヘヴィメタルのようなテクノ…書き出し始めるとキリが無い。 別に全く問題ないし、その分、複雑なパターンで音楽を楽しめてむしろ歓迎している。 あえて言えばリスナーとしては売り場障壁があって探すのが大変ってことくらい。 それでそうした境界線のグレーゾーンにいる音楽は一時期はジャズが引き受けたり、クラブミュージックが引き受けたりって感じだった。今は大きく看板をあげてジャズが引き受けている時代。 そうした流れの中で、日のミュージシャンたちも含めて大きく影響を与えている人物について今一度再考

    デビッド・フュージンスキー再考 | otono sakana
  • 八代亜紀×小西康陽「夜のアルバム」対談 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

    “演歌の女王”八代亜紀によるジャズのアルバムが完成した。プロデュースおよびアレンジを手がけたのは小西康陽。この意外な組み合わせで制作された「夜のアルバム」には、これまでの双方の作品にはなかった独特のムードが流れている。 相思相愛とも言える見事なコンビネーションを見せた2人。この対談では、レコーディング時の貴重なエピソードから、八代のキュートな一面が垣間見える裏話まで、たっぷりと語り合ってもらった。 取材・文 / 松永良平(リズム&ペンシル) 撮影 / 佐藤類 「例えば八代亜紀さんみたいな」が現実に ──「八代亜紀さんが小西康陽さんのプロデュースでジャズアルバムをリリースする!」。そのニュースにはリスナーとして僕も驚きましたけど、まず最初にこの企画が出てきた時点でのご人同士が一番驚かれたと思うんです。 八代亜紀 ジャズっていうのは10代の頃クラブで歌っていた私にとって、歌手としての原点なん

  • ONJQ+PHEW 9/4

  • Milford Graves With Arthur Doyle & Hugh Glover | ele-king

    Home > Reviews > Album Reviews > Milford Graves With Arthur Doyle & Hugh Glover- Children of the Forest 森は、不可知の風景であり、深い知識が集積した生態系の謎が散乱しているが、その謎は生態系そのもののみが知り得る。森は、森自体が脈動する惑星で、自らを養い、存在し、再生していくことができる。一方、人間は年齢に関係なく怖がりの赤ん坊であり、真の自由に戸惑い、未知なるものへの不安に尻込みしてしまう。ミルフォード・グレイヴスによるこの黄金の宝に、なぜ「森の子どもたち」というタイトルがつけられたのかを想像してみると、ライナーノーツに書かれているように、グレイヴス自身が所有していた音源のテープは“Pygmy”(ピグミー)とラベリングされ、アルバムの内容とは関係のないオーディオ・ドキュメンタリーが収録

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  • ジョン・コルトレーン、エリック・ドルフィーを迎えたセックステットの1961年8月のアーカイヴ音源 | ele-king

    1961年8月ニューヨークはヴィレッジ・ゲイト、ジョン・コルトレーン・セクステット(エリック・ドルフィー含)完全未発表ライヴ音源発掘。そんな令和一大ジャズ・ニュースに触れて「待ってました」と色めき立つ人が、はたしてどれくらいいるだろうか。狂喜する往年のジャズ・ファンを横目に、それがいったいどれほどの意味を持つことなのかよくわからぬまま、とりあえず様子を見るか、あるいはすぐに忘れてしまうか、ようするに大して関心を持たない人たちが大勢目に浮かぶ。そんな諸兄諸姉に対して説得力のある何事かを訴えるのはなかなか難しそうであるし、かといって往年のジャズ好事家諸賢にとり為になるような何事かを私なんぞが書けるはずもなく、さて。 ともあれいまさら基的な情報は不要であろう。なにしろいまや岩波新書の目録にその名を連ねるほどの歴史的偉人である。その岩波新書赤版1303『コルトレーン ジャズの殉教者』の著者であり

    ジョン・コルトレーン、エリック・ドルフィーを迎えたセックステットの1961年8月のアーカイヴ音源 | ele-king
  • Mary Halvorson | ele-king

    ぼくぐらいの世代、ないしはそれ以降の雑性リスナーになると、だいたい若い頃にいちどは阿部薫にハマって、で、ジャズをもっと聴きたいと追求している過程においてアンソニー・ブラクストンの『フォー・アルト』に行き着いたりする。1969年に発表されたそのアルバムは、初めて聴いたときは雷に打たれたような衝撃を受けるもので、まずは壮絶なテクニックとその表現力に圧倒され、そして“ジョン・ケージへ”や“セシル・テイラーへ”といった象徴的な曲名に好奇心がかき立てられもする。歴史的に言えば、そもそも伴奏無しのサックス1による演奏のみでアルバムを作ってしまうという思い切った試みはこれが最初なのだ。しかし、『フォー・アルト』は感性に身をゆだねて生まれた感覚的な音楽ではない。ブラクストンは理論家で、彼の演奏には彼のシステム論的な根拠がある。 シカゴのサウスサイド(ハウスやフットワークの故郷でもある)に生まれ、AAC

    Mary Halvorson | ele-king