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読書に関するuchoのブックマーク (185)

  • モレスキン + マインドマップの読書ノート

    移りゆく季節とともに読書の秋がまたやってきます。 最近ずっと読書らしい読書から離れていましたので、リハビリもかねて、堅いを瞬間的に1章ずつ読んではノートをつけるということをしています。1章に費やす時間は15分程度。メモに5分程度。 ふと思い立ってこのノートの付け方をモレスキン手帳にマインドマップ式につけてみると、これがなかなか調子がいい感じです。 試行錯誤でやっていますが、今のところ無理矢理見開き2ページにマインドマップと、メモを押し込めています。このときに注意しているのが、次のような点です。 マップ部分では、章を自分が感じた通りの骨組みに還元します。きっと、理解できていない部分もあるのですが、そうした不十分な点もマップをみていると「あ、この部分は理解が曖昧だな」という風に見えてきます マップに向かない、複合的な概念や情報はメモ部分に抜きだして書いておき、マップからリンクだけしておく。

    モレスキン + マインドマップの読書ノート
    ucho
    ucho 2008/09/08
    区切りごとにマインドマップを書いて内容を整理。構造を理解するのに威力を発揮。
  • ZOKUDAM/森博嗣 - 猫は勘定にいれません

    いったい私はなにをしているのだ? どうして、ここにいるのだろう? そして、この大きなロボットは、なんのためにあるのだ? 森博嗣さんのZシリーズ第2弾、ZOKUDAMです。 続編で登場人物も同じなんですが、前作とはつながっていない感じです。ZOKUとTAIがZOKUDAMとTAIGONになって、悪さをする側と防ぐ側の立ち位置が逆になって、それに伴ってメインの語り手がお色気担当ロミ品川に変わっています。いわゆるスターシステムというやつでしょうか。作品の性質に忠実に例えるなら、ヤッターマンシリーズのように、同じようなキャラが違うストーリーを演じているってところですかね。 ちょっと多めに年を重ねたOL・ロミ品川は、会社のセクハラ上司か何かに一発報復をかましてしまったために配置変更になり、遊園地の地下にある謎の部署に異動させられます。ちょっととぼけた新入社員ケン十河と一緒に参加することになったプロジ

    ucho
    ucho 2008/09/07
  • 読書中の付箋とブログ活用術 - Thoughts and Notes from CA

    私の読書に付箋はかかせないツール。読みながら付箋をするなど邪道という方もいるが、少なくとも私の脳のスペックでは気になったところに付箋をつけておかないと、の消化ができない。 "無印良品「透明付箋紙」はスゴ品 - Future Insight"で紹介されている付箋も確かによいが、私は同じ無印でも10mmのミニ付箋を使用している。 昔は、白、グレー、青などのもう少し落ち着いた色のシリーズがあって、そちらの方が好みだったのだが、最近は販売していないようなので上記のカラフルなやつで我慢している。 この付箋のよいところはとにかく小さいこと。文庫に貼っても欄外で十分収まる。 また、安い上に大してかさばらないので大量に購入し、各スーツのポケットに1つ、各カバンに1つ、コートにも1つと色々なところに忍ばせておけるので、「あぁ、は持ってきたが、付箋を持ってこなかった・・・」ということがあまりない。 紹介

    読書中の付箋とブログ活用術 - Thoughts and Notes from CA
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    ucho 2008/09/06
  • 電子書籍 - やねうらおブログ(移転しました)

    技術系の文章はオンラインでドキュメントが提供されることがある。1000ページのpdfだとしよう。 最初から電子化されているのに、それをわざわざ印刷して読むという人がいる。あるいは、紙媒体のほうがいいと言う人がいる。 そういう人が言うには、 ・使っているモニターが小さく、パソコン上では読みにくい ・使っているモニターが一つしかなく、マルチディスプレイではないため、横に置いて作業をしたりできない ・使っている液晶ディスプレイが悪く、長時間見ていると目が疲れる ・持ち運びしてどこでも好きなときに読みたいがそのための軽量で長時間使えるノートパソコンを持っていない ・Acrobat Readerでは紙と比べると操作性が悪い。 など、「なるほど」と思えることもある。 そう考えると有機ELの大画面マルチタッチディスプレイなんかが普及すれば状況は変わるのかも知れない。 一方、紙という媒体は、 ・いくらでも

    電子書籍 - やねうらおブログ(移転しました)
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    ucho 2008/09/02
  • 本にしますか?kindleにしますか?それともiPhoneにしますか? - Batayan’s Log

    先日、地下鉄に乗っていたときに、目の前の初老の男性がニンテンドーDSで(電子ブック)を読んでいるのを目撃して、ちょっと衝撃を受けた。そういう時代になったのか、と思ったし、かねてiPhoneやそれに類するデバイスで文章を読むことについての可能性を考えていたところだったので、この男性の姿に、電子ブックリーダーの可能性を見た気がしたのだ。 ただ、ここで言う電子ブックリーダーとは、主にiPhoneなどにアプリとして付加されるソフトのことで、ハードとしてのリーダー専用機の将来性については、日市場に関する限り、私は懐疑的だ。日メーカーによる電子ブックリーダーは、静かに市場から消えてしまった。ただし一方で、アメリカではAmazonの電子ブックリーダー”Kindle”が好調らしい。 この対照的な動きの理由は、一つにはkindleに通信機能がついていて、日製の電子ブックリーダーのようにPCやメモリー

    本にしますか?kindleにしますか?それともiPhoneにしますか? - Batayan’s Log
  • おれせん。 ≫ ミステリオタが非ミステリオタの「うみねこのなく頃に」プレーヤにミステリ世界を軽く紹介するための10本。

    このタイトルは釣りに決まっています。 「軽く紹介するための10」テンプレなんて、 関係あるはずもありません。 ……いえ、テンプレ改変でいくと云いたいこと全部云うのが難しいので、ね。 アンチミステリーVSアンチファンタジーとか後期クイーン問題とか、「それっぽい」単語がゴロゴロ出てくるのがこのシリーズの特徴だと思うのですが、「家」にはこんなものもあるよ、というノリでご紹介。 「メタミステリ」「アンチミステリ」(及び「ネタミステリ」)あたりをキーワードに、割と気で選んでみました。(但し、ドグラマグラとか匣の中の失楽みたいなド定番は除外) 傾向は意図的に散らしています……散らしすぎて何が何だか(ry なお、年次は初出です。 ■ひぐらしのなく頃に(07th Expansion・2006年) まあ、いきなりここかよとも思うけr(ry ……お約束です。プレイして当然。 冒頭の区分では

  • 「アブサロム、アブサロム!」はスゴ本

    どろり濃厚なミステリとして読んだ、2008年のNo.1スゴ。 ただし、最近のエンターテインメントに甘やかされた読者には、ちと辛いかも。物語は複数の語り手の視線によってさらされ、吟味されているのだから。ストーリー消化率を向上させるための「何でも知ってる説明役」は一切ない。たとえ三人称であってもだまされるなかれ。聞き手の内省であったり対話(!)だったりするのだから。 書を「難解」呼ばわりする人は、「結局ナニがどうなったの?」を把握することこそが、小説を読むことだと思い込んでいる。傑作を「あらすじ」で読んだつもりにしたいのなら、p.439の「年譜」を見るといい。著者フォークナーによって、いつ、誰が、何したかが時系列になっているから(この3ページで読んだフリできるぜ)。ただし、これは完全なネタバレ。恐ろしい出来事、おぞましい運命が淡々と書かれているのがまた怖い。人物系譜も巻末にあるが、これも激

    「アブサロム、アブサロム!」はスゴ本
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    ucho 2008/08/21
    2008のNo.1ときたか!
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 死を忘れないための3冊+

    いずれ死ぬときを思い浮かべて、いまを生きる。これがむずかしい。 「死を忘れるな」と思い刻んだつもりでも、毎日に追われていると、この日が尽きることを忘れる。は買っただけで満足し、欲しいモノを追い求め、毎日あくせくしている割には充実からは遠い。いつか来る「死」からは目を背ける――わたしのことだ。 "Memento mori" は、「死を忘れるなかれ」と訳されるが、LifeHack的に言い代えるなら、「未来の死を思い起こす仕組みをつくり、定期的にくりかえせ」だね。そんな場合に効いてくる映画をご紹介。余命を自覚した人からのメッセージは、文字通り最後のレッスンとなる。定期的にこのレッスンを受けることで、自分の死を、翻っては生を意識することができる。 1時限目 「最後の授業 ぼくの命があるうちに」 2時限目 「モリー先生との火曜日」 3時限目 「冷蔵庫のうえの人生」 課外授業 「死ぬまでにしたい

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 死を忘れないための3冊+
  • 新刊紹介 - やねうらおブログ(移転しました)

    [非公認] Googleの入社試験というが出ているようです。 コマ大数学科特別集中講座の竹内 薫さんです。 詳しいことは以下のリンクからどうぞ。 [非公認] Googleの入社試験、の著者に聞く グーグルの入社試験に挑戦だ! http://ascii.jp/elem/000/000/159/159145/ はてなのnaoyaさんなどが書いた[24時間365日] サーバ/インフラを支える技術 ~スケーラビリティ、ハイパフォーマンス、省力運用 (WEB+DB PRESS plusシリーズ) (WEB+DB PRESSプラスシリーズ)というが出ています。 実際に大規模なWEBサービスを提供している人たちの言説というのは説得力がありますね。 最近話題のARToolkitです。 ・関連記事 PCの中のメイドに触れる技術 ARフィギュア開発 http://sankei.jp.msn.com/e

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  • [Books] マインドハックス勉強法(佐々木正悟、日本実業出版社)

    私は「勉強」は好きですが、「勉強」それ自体は大嫌いです。ああ、わかりにくいですね…。 つまり何かをできるようになる、何か問題を解く、何かのを読んで事情について得心する、というのは好きでたまらないくせに、その過程としての「勉強」は嫌いなのです。ようはズボラなのだといってもいいかもしれません。 そんな私にとって勉強をするときの最大の障害は「自分の心」です。やる気のボルテージを上げて、フォーカスを絞り込むのに、全体の労力の 80% を費やしています。いろんな細かいことを理解したり、解いたりすることはできますので、ようはやる気のレールをくみ上げるところが一苦労なのです。 そんな「勉強マインド」を作るための実践書「マインドハックス勉強法」を佐々木さんから著者献でいただきました。開封してすぐに読み始めましたが、面白すぎたのでこの数日で3回読んでしまいました。 なぜ、勉強をするのに「マインド」を意識

    [Books] マインドハックス勉強法(佐々木正悟、日本実業出版社)
    ucho
    ucho 2008/08/03
    まさにこんな感じだなぁ
  • 増え続ける書籍達に危機感 - 学び、そして考える

    リビングで座ってノートパソコンカタカタやっていると、参考文献達が寄ってくる。 寄ってきて積み重なってくる。確かに手元に置いておきたい大事なもあるのだが、 このままではエントロピーに逆らえず崩壊まっしぐら。 棚卸しをしながら分類、整理をしていこう。 RailsによるアジャイルWebアプリケーション開発 第2版 作者: Dave Thomas,David Heinemeier Hansson,Leon Breedt,Mike Clark,Andreas Schwarz,James Duncan Davidson,Justin Gehtland,前田修吾出版社/メーカー: オーム社発売日: 2007/10/26メディア: 大型購入: 18人 クリック: 300回この商品を含むブログ (134件) を見る着々とコードを写経しています。いまAJAXとの絡みあたり。楽しく快適にコーディングできる流

    増え続ける書籍達に危機感 - 学び、そして考える
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる - なぜ私だけが苦しむのか

    死にたくなったらオススメ。わたしは予習として読んだ。 心に痛みを抱きながら、日々なんとかしのいでいる人がいる。あるいは、「なぜ私がこんな酷い目に遭うのか?」と悲嘆に暮れている人がいる。突然、わが身に降りかかった災厄──病や事故、わが子や配偶者の死──から立ち直れない人がいる。 そんな人にとって、伝統的な宗教はあまり役に立っていない。 なぜなら、ほとんどの宗教が、神を正当化し弁護することにかまけていて、嘆き悲しんでいる人の痛みを和らげることを重視していないから。あまつさえ、「悲劇も当は良いことだ。なぜならこの経験はあなたを善き人に導くのだから」とか、「自分を可哀相がるのは止めなさい、起きたことにはちゃんと理由があるのだから」などと、傷ついた心に追い撃ちをかけてくる。 不幸に見舞われた人が望んでいるのは、ただ黙って聞いてもらい、「大変だね、辛いよね」と同情を寄せてもらうことなのに──著者クシ

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる - なぜ私だけが苦しむのか
  • 「影響力の法則」はスゴ本

    肩書、権威はないが、うまく周りを巻き込んだり上司を動かして、結果を出せる人がいる。いっぽう、呼び名は何であれ、その役職名に見合った影響力を発揮できない人がいる。いわゆる、「部下をちゃんと使えない上司」というやつ。 書は、当人の肩書・権威とは別に、仕事をする上で充分な影響力を行使するための法則と方法がまとめてある。やり方を知っている人にはアタリマエというか、当然のコトばかりなんだけれど、ここまで徹底しているのは初。 例によって長くなったので、以下に目次。 ■1 最重要は、8章「上司に影響を与える」と9章「やっかいな部下を動かす」 ■2 類書との決定的な違い――カーネギー「人を動かす」 ■3 人を動かす前提として、相手の「性格」ではなく「環境」に目を向ける ■4 類書との決定的な違い――チャルディーニ「影響力の武器」 ■5 ビジネスの場で活用できるカレンシー(価値) ■6 相手との関係がこじ

    「影響力の法則」はスゴ本
  • 「ウェブ社会の思想」/鈴木謙介 - 空中キャンプ

    鈴木謙介のは、「カーニヴァル化する社会」をいぜんに読んだだけで、他のは読んだことがなかったのですが、最近になって、鈴木氏(以下チャーリー。でもなぜ彼はチャーリーと呼ばれているのか…)のラジオをよく聴くようになり、それきっかけでも読んでみることにしました。とてもおもしろく読めました。関係ないけど、チャーリーはラジオ向きのいい声をしているとおもう。 こので論じられているのは、あたらしいテクノロジーに支えられた社会において、あらためて選択や自由という行為の意味づけ(または、公共圏や民主主義といった概念の定義)が変わってくるのではないか、ということである。個人情報管理型の社会という前半の論点は、ここ最近の東浩紀の議論を踏まえているように感じました。後半の、共同性や民主主義といった論点については、大澤真幸に近い印象がありました。もちろん、他にも参考にしている論はあるとおもいますが、特に大澤の

  • 読んで絶対損しない小説のタイトル書いてけ:VIPPERな俺

  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「ザ・ロード」はスゴ本

    ピューリッツァー賞を受賞した傑作。 だからなのか、どいつもこいつも誉めまくり。毒舌で鳴らしてる豊崎由美氏をして「問題作にして傑作」とまで言わしめているのだから。もちろんわたしも誉めますが何か? カタストロフ後の世界を旅する、父と子の物語。劫掠と喰人が日常化した生き残りを避けて、南へ南へ――べ物を求めて? べられないように? 残った弾丸の数を数えながら、こんな地獄ならいっそ―― わたしと同じことを、この「父」も考える。 終末世界で人として生きるのは、かなり難しい。 地の文から句読点を外し、会話をくくるかっこ「 」を廃した、全編独白のような文体は、慣れるのに苦労するかも。その代わり、どこに注目すべきか、無駄も隙も否応もなく入ってくる。 やるべきことのリストなどなかった。今日一日があるだけで幸運だった。この一時間があるだけで。"あとで"という時間はなかった。今がその"あとで"だった。胸に押し

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「ザ・ロード」はスゴ本
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    ucho 2008/07/10
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: ドラッカー「マネジメント」はスゴ本

    マネジメントの原則がわかる、いわば原液。 そこらで1,500円で売っている「ビジネス書」は、書の一部をうす~くのばして「再利用」していることに気づく。広い世の中、「ビジネス書を読むのがシュミ」なんて変わった御仁もいそうだが、100冊のビジネス書より、1冊の書を使うべし。 しかしこれ、厚いんだよね。巨大な辞書といったカンジで鈍器にピッタリ。 もちろん、図書館の期限内で読みきれるはずもなく、痛勤電車に持ち込めるはずもなく、むなしく延長と延滞の日々を重ねてきた。抄訳である「エッセンシャル版」は読んだのだが、ブツ切りの主張が脈絡なく連なっている。 それが、ありがたいことに分冊版が出た。4分冊になっており、その第1巻を読む。おかげで、彼の考えを順番に追いながら、一緒に考え抜くことができる。すこし読むだけで「気づき」が山ほどでてくる。付せん使うなら、全ページに貼るハメになる(ヘタすると1ページに2

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: ドラッカー「マネジメント」はスゴ本
  • 白水uブックスフェア応援企画 夏の読書六選 - 空中キャンプ

    白水社という出版社から出ている、「白水uブックス」という新書サイズのがありまして、今ここが「白水uブックスフェア」をやっています。わたしは、この「白水uブックス」から刊行されているがすごく好きなのですが、ここは海外小説やエッセイなどを中心に、おもしろいがたくさん揃っています。 渋谷のBook1stでは、ちいさなスペースでしたが、平積みでフェアを展開していて、そこでわたしは、柴田元幸さんの「生半可な学者」というエッセイを買いました。今でこそ、「妄想で作りあげた架空の世界をすごくていねいに説明するエッセイ」など書いてしまうあなどれないおっさんですが、88年から91年という時期に書かれたこのを読んでみると、エッセイの筆致は若々しく、三十代前半にして、翻訳家としても、また文章家としても、すでに非凡な才能があったことがわかります。やっぱり翻訳家の人たちってエッセイがおもしろいんだよね。この

    白水uブックスフェア応援企画 夏の読書六選 - 空中キャンプ
    ucho
    ucho 2008/07/09
  • 損得勘定の定石を知る「定量分析実践講座」

    コンサルタントやマネージャにとっては、武器庫になる一冊。 もちろん意思決定を行うにあたり、数字で裏付ける重要性は分かってる。けれども、KKD(勘・経験・度胸)だけで決めてないだろうか。最後に「エイヤっ」と決めるとき、跳躍の幅は狭められないだろうか、着地点の精度を高められないだろうか。 そんな意思決定の確実性を高める「定石」が16、紹介されている。 しかも、16種の武器の使いどころや適用例が「case」→「思考のプロセス」→「解説」と三段階で説明されている。「実践的」と銘打っているのはケーススタディが豊富なためだろう。コンビニの新米経営者を主人公とし、彼が直面するさまざまな問題に対し、定量分析手法を駆使していく。その過程を通じて、読者にも武器が扱えるようになるのを狙いとしている。 たとえば、サンクコスト(sunk cost:埋没費用)。 PMBOKガイドで知っていたが、「死んだ子の年を数えな

    損得勘定の定石を知る「定量分析実践講座」
  • ライター必携「調べる技術・書く技術」

    一行目から気に入った。簡潔に、こうある。 あるテーマを設定し、それについて調べ、人に話を聞き、最後にまとめる技術を紹介するのが、書のねらい もっと焦点をしぼれば、 ノンフィクションのテーマ設定 資料収集のノウハウ インタビューのアポとりと準備 インタビュー(聞き取り、観察、記録) ネットワーク作り 資料整理 そして執筆の準備から脱稿までの方法丁寧に徹底的に書かれている。プロフェッショナルの具体的な技術が明かされている。こんなに詳らかにしてもいいのかしらんと心配になるほどオープンだ。 野球のバッティングにたとえるなら、「フォーム」にあたる部分が書。ノンフィクション・ライターとして培ってきた膨大な技術の中から、一般にも役立ちそうな「フォーム」をレクチャーしてくれる。 興味深いのは、書き手が「いい嘘」をついているところ。 一般化できそうな「フォーム」に限定しているから、「著者の独創は最小限に

    ライター必携「調べる技術・書く技術」