社会 検視官臨場率全国一位 県警「事件見逃さない」2010年2月19日 県警捜査一課から「臨場」の現場へ向かう松崎賀充検視官(右)ら=2009年2月17日、県警本部2005〜09年の県内と全国の検視官臨場数と臨場率 死因が不明な遺体(変死体)の死因や事件性を調べる検視。法医学の専門知識を持つ刑事調査官(検視官)が検視に立ち会う「臨場」は、他の警察官の臨場とは統計も区別され、重視されている。2009年の県警の検視官臨場は変死体1724体中1267体、臨場率は73・5%と過去最高で2年連続全国一であることが18日までに県警や警察庁のまとめで分かった。臨場率は全国平均20・3%(16万858体中3万2676体)の約3・5倍に上る。沖縄県警捜査一課の松崎賀充検視官は「死者の尊厳のためにも、心を尽くす。絶対に事件を見逃さない」と検視に臨む気構えを語っている。 県警は昨年4月から検視官を1人増員。