史上最低の世帯視聴率だった前作『いだてん』を受け、19.1%で始まった『麒麟がくる』は、「好発進」「ロケットスタート」「大河復権」などともてはやされた。 【大河降板】元カレ、俳優、女友達… 沢尻エリカが漏らした「ジャンキー人脈」 ところが2話から4話まで下落を続け、3割の視聴者に逃げられてしまった。これまでに例を見ない落ち方だ。 視聴データを分析すると、いくつか課題が浮かび上がる。 戦国時代を描いたテッパンの物語のはずなのに、今作も苦戦の兆候が出ている。 ◆不安1-例をみない序盤の急落- 長谷川博己主演『麒麟がくる』の初回終了後、NHKの木田幸紀放送総局長は定例会見で、「大変いいスタートが切れた」と語った。さらに「みんなホッとしているし、ありがたいなと思っている」と続けた。 メディアの中には、「制作トップが1年ぶりに見せた心からの笑顔」と描写する記事もあった。 ところが視聴率は、19.1%