【北京=三塚聖平】香港紙の明報は17日、香港で7月1日に予定される中国返還25年記念式典で、日本や台湾メディアなど少なくとも10社に取材許可が与えられていないと報じた。香港記者協会は「深い憂慮」を表明し、取材申請を受け入れるよう当局に求めた。 同日には行政長官に選ばれた李家超氏の就任式も行われる。明報によると、16日までに香港に拠点を置く日本経済新聞や朝日新聞、共同通信、台湾の中央通信社や中国テレビ(中視)、カナダ紙グローブ・アンド・メールなどが取材許可を得ていない。英紙フィナンシャル・タイムズや米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)などは取材許可を得た。 香港政府は、新型コロナウイルス感染や防犯の事情から取材登録の社数を絞っていると説明しているという。 WSJは5月下旬、習近平国家主席が7月1日に合わせて香港訪問を計画していると報道。香港の感染状況次第で中止もあり得ると伝えたが、実
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