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F.ドストエフスキーに関するushiwatatのブックマーク (13)

  • 亀山郁夫訳『カラマーゾフの兄弟』を検証する

    管理人のページ(目次)へ 亀山郁夫訳『カラマーゾフの兄弟』を検証する ―新訳はスタンダードたりうるか?― 木下豊房 (2007・12・24) まず冒頭に断っておくが。この検証の公開には、会の運営委員の間にも危惧する意見があることから、 私はドストエーフスキイの会の代表としてではなく、ロシア文学研究者としての専門的な立場からの 個人的責任で行うもので、会の運営委員会の意思とは無関係である。この検証公開によって起きる問題 の一切の責任は私個人に帰せられるものである。 この検証作業をおこなったのは、古くからの会員で、40代後半の商社マン、NN氏 (人の希望により、名を伏す)である。大学でロシア語・ロシア文学を専攻し、卒業 後、ロシア関係の商社勤めのかたわら、ロシア人のチューターを相手に、『カラマーゾフ の兄弟』、『罪と罰』を音読で読破したという経験の持ち主で、並のロシア語教師をしの ぐプロのロ

  • 松岡正剛の千夜千冊 : 『カラマーゾフの兄弟』フョードル・ドストエフスキー

  • ララビアータ:奴隷の反乱 - livedoor Blog(ブログ)

    最近、普段は怜悧な考察で知られるブログ・サイトやチャット・サイトなどで、「ドストエフスキーに感動した事などない」とか「トルストイなど三流文士だ」などと平気で公言する人々が少なからずいて驚かされる。もちろん、これらの最高水準の文学が、誰にでも隅々まですぐに理解できるとは限らないのは当然のことである。しかし、恥ずかしげもなくこのように公言している者は、どうやら己れの愚かさをアピールするつもりでそう書いているのではないらしく、むしろこのように書くことで「大文豪」を批判・批評したつもりなのである。我々の国は、いつの間にどうしてこんな事になってしまったのだろうか?どうして彼らはドストエフスキーの小説を疑う前に、己れの幼稚な心性を疑わないのであろうか?どうして自分にドストエフスキーやトルストイを論じる資格があるなどと、途方もない考えを持てるのであろうか?オルテガやニーチェなら、これを「奴隷の反乱」と見

    ushiwatat
    ushiwatat 2008/10/25
    |帰依も畏敬の情熱も持たず、ただ分別臭い青年など、人間として安っぽいとさえドストエフスキーは断言する| |その夢の中にこそ耐え難いあの腐臭という現実が広がっていく|
  • 2008-01-21

    ギリシャ正教 (講談社学術文庫) 作者: 高橋保行出版社/メーカー: 講談社発売日: 1980/07/08メディア: 文庫 クリック: 20回この商品を含むブログ (11件) を見るギリシャ正教会の歴史、儀礼、思想について書かれたもの。著者は正教会の聖職者であり、ギリシャ正教の教えを伝道する立場にある。そのためか、「ギリシャ正教は優れており、カトリック・プロテスタントは劣っている」という歴史観・思想観が散見される。しかし、思想・宗教の優劣などというものはそう簡単には決められないものであり、その辺りは少し差し引いて読まなければならないだろう。 著者はギリシャ正教の説明をするためにドストエフスキーを何度か引用している。ドストエフスキーの生きた19世紀ロシアにおいては、伝統的な正教とローマ・カトリック・プロテスタントが混淆した状態にあった。これは18世紀ピョートル大帝がカトリック・プロテスタント

    2008-01-21
    ushiwatat
    ushiwatat 2008/01/21
    ドストエフスキーのキリスト教解釈のあり方、宗教観が日本人の宗教観と近いところがあるのではないかという説。
  • 解説委員室ブログ:NHKブログ | 視点・論点「変わった人」

    << 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2007年11月13日 (火)視点・論点「変わった人」 詩人・長田 弘 変わった人とされる人が、かつて社会にはいました。変わった人というのは、今はすぐにも不審な人とされてしまいがちですが、かつてはそうではありませんでした。 変わった人というのは、その人を退ける言葉、あるいは排除する言葉、そういうものではなくて、むしろ人生に対する態度や姿勢、それが人とは違った人をいう言葉で、それは違う価値を持った人を、むしろ尊重するような思いも含んだ言葉でもありました。社会の多様な価値を、さまざまな仕方で独自に体現していた変わった人。古来、文学の魅力を形作ってきたのも、そういう変わった人たちの物語です。 なぜなら、変わった人というのは必ずしも部分であったり、孤立した現象とは限らないばかりか、むしろ変わった人こそ全体の核心をはらみ、同時代のほかの連中の

  • 旅する読書日記 カラマーゾフ続編

    Amazonマイストア 鈴木先生 3 越境の時 イッツ・オンリー・トーク 沖で待つ 星新一:一〇〇一話をつくった人 表現のための実践ロイヤル英文法 知識の哲学 ロボットの心 猛スピードで母は デカルト―「われ思う」のは誰か これが現象学だ 縷々日記 その名にちなんで 停電の夜に ものすごく面白かった。 『カラマーゾフの兄弟』を読んだとき、「どう考えたって、これは続きがあるだろう!」と思わず声に出したものだが、実際、作者はこれを「第一の小説」と位置づけ、続く「第二の小説」を具体的に構想していたのだという。そのこと自体は僕以外には周知のことだったらしいが、ではその続編の内容はいかなるものか、アリョーシャが革命家になって肯定暗殺を企てた果てに処刑されるというのは当か、といった具体的な内容を、多くの研究成果をふまえながら推論してゆく書は、

    ushiwatat
    ushiwatat 2007/11/07
    亀山郁夫『「カラマーゾフの兄弟」続編を空想する』。|真に惹きつけられたのは、実は『カラマーゾフ』続編の話そのものよりも、作品の時代背景に関する説明のなかに出てくるロシアのキリスト教の異端セクトたち|
  • カラマーゾフの兄弟 - 新・整腸亭日乗

    数多い文庫のなかで、「光文社古典新訳文庫」の企画は快挙と言っていいだろう。亀山郁夫訳『カラマーゾフの兄弟』がよく売れているらしい。ドストエフスキーが多くの読者を獲得していることは嬉しいことだ。遅ればせながら、亀山新訳を読み始め、第2巻第5編『大審問官』まで読み進めた。沈黙するキリストと大審問官の緊張あふれる物語をイワンがアリョーシャに語る。 カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫) 作者: ドストエフスキー,亀山郁夫出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/09/07メディア: 文庫購入: 29人 クリック: 257回この商品を含むブログ (468件) を見るカラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫) 作者: ドストエフスキー,亀山郁夫出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/11/09メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 89回この商品を含むブログ (194件) を

    カラマーゾフの兄弟 - 新・整腸亭日乗
    ushiwatat
    ushiwatat 2007/10/09
    タイトルにだけ反応すれば狭義の逆説ではないように思う。大小あれ常に歴史との連続でしか現在を理解できないということではないかな。未来の参照項たりうる文章を待ち侘びること。
  • [書評]『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する(亀山郁夫): 極東ブログ

    「極東ブログ: [書評]カラマーゾフの兄弟(亀山郁夫訳)」(参照)で扱った新訳「カラマーゾフの兄弟」の訳者がその訳業に重ねて、満を持して発表した続編説であり、現在水準の研究成果も反映し、穏当とはいえないにせよ、さすがに否定しがたい圧倒的な想像力をもって書かれている。編集者の女性もものすごいお仕事をされたようだ。新訳カラマーゾフの兄弟の魅了された人にとっては必読書になるだろう。 ただ私は、亀山の想定はもっとも大きな線で間違っていると思った。ブログなので夜郎自大な話になるかと思うし、別の書評のようにあえて韜晦に表現しておくほうがいいのかもしれない、が、率直に書いておきたい。 私の読みが間違っているということは大いにありうるというか、その留保は当然のこととして、なぜカラマーゾフの兄弟という小説が書かれたのか、この小説のテーマは何かということが、「『カラマーゾフの兄弟』続編を空想する(亀山郁夫)」

    ushiwatat
    ushiwatat 2007/09/25
    亀山郁夫氏の表題作に対し、自らの続編構想を展開。|亀山が指摘するように、現存するカラマーゾフの兄弟は後半をもって完成するのであり、後編想定なくして前編だけの評価では足りない|
  • [書評]カラマーゾフの兄弟(亀山郁夫訳): 極東ブログ

    爽快に読める亀山郁夫新訳が全巻揃うまで読書開始は待とうと思っていたが、最終巻を期待していた春頃、なかなか出ないので、よもやまたかという懸念があったが、7月に5巻で完結した。訳者の苦労に感謝したい。そして50歳になってこのが読めたことを深く自分の人生の喜びとしたい。 大げさな言い方だと自嘲もするし、私など些細な存在だが、この書籍に呪われたような人生だった。私はある意味では早熟でクラソートキンの歳でこの作品に挑んだ。旺文社文庫箕浦達二訳で読み始めたのだった。ロシア語はわからないが(それでも大学で学んだっけと思い出す)良い訳だった。が、二巻までしか出版されなかった。その後旺文社文庫自体が消えた。魯迅もプラトンも鴎外も漱石も私は旺文社文庫で読み、学んだ。 いつの日か箕浦訳が出ると確信していて3年が過ぎ、5年が過ぎ、10年が過ぎた。アリョーシャの歳にもなった。そしてその歳も過ぎた。しかたなく継ぎ接

    ushiwatat
    ushiwatat 2007/09/18
    弥が上にも読みたくさせる書評。
  • しあわせのかたち

    恋人と別れて30年が過ぎ、その元恋人の娘と出逢う夜 古い友人であるShellyからメッセージが届いた。「私の娘のAdrienneが日に行くのだけれど、時間取って彼女と会ってくれるかしら?」 Shellyはアメリカ在住の白人女性だ。Shellyと俺との関わり合いは、過去に書いた。こちらを参照のこと。25歳に戻れた夜~ブライアン・…

    しあわせのかたち
    ushiwatat
    ushiwatat 2007/09/18
    …友情!なかなかこうは書けない。 |孤独も絶望も彼だけのものであり、誰もそこに足を踏み入れるべきではなかったのだ。|
  • 「自分嫌い」が許される性 - しあわせのかたち

    ハリイカの焼売と中華炒め ハリイカをよく、見かけるようになりましたよ。生け簀で、泳いでいたものを一杯購入しました 立派な大きな墨袋や肝は冷凍保存して 柔らかな身は季節のお豆、お野菜と合わせて中華の炒めものに。新鮮なにんにくの茎は刻み、香り高く欲そそられますね 下足はミンチにし…

    「自分嫌い」が許される性 - しあわせのかたち
    ushiwatat
    ushiwatat 2007/08/08
    …友情!なかなかこうは書けない。 |孤独も絶望も彼だけのものであり、誰もそこに足を踏み入れるべきではなかったのだ。|
  • 院生の穴蔵

    ushiwatat
    ushiwatat 2007/08/04
    『カラマーゾフ』の亀山訳と原訳、また亀山氏の 『『悪霊』神になりたかった男』(みすず書房)について。
  • かなり身に覚えのある「地下室の手記」

    [劇薬小説を探せ]は続くよ、どこまでも。「骨餓身峠死人葛」や「問題外科」といった、読んでる途中から気分が悪くなるような小説は片付いた。今では、読了した後になって、読んだことをジワジワと後悔するような小説を選んでいる。今回はドストエフスキーの「地下室の手記」。[人生を狂わせる毒書案内]でも強力にプッシュされているし、新訳も出たことだし。 で、読んでみると…これが笑えるんだ、あざけり笑いの方。40喪男のあまりにも自意識過剰っぷりがおかしくてタマラン。こいつ、バカじゃねぇの、考えすぎー、しかも笑い取りたいのか自らドツボにはまってる。 例えば、見知らぬ男を激しく恨む。なぜか? 居酒屋でそいつが強引に押しのけたから。「俺をモノのように扱いやがって!」と屈辱感に苛まれ、あいつと決闘してやる!ストーキングして名前や行きつけの場所を突き止める。で、「あいつとすれ違うとき、どいてやらないんだ!」と息巻いてチ

    かなり身に覚えのある「地下室の手記」
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