エジプトの大量死刑判決(国連人権高等弁務官の批判) 2018年09月10日 17:25 エジプト人権 エジプトの裁判所が75名もの大量死刑判決を下したことは先日報告しましたが、al qods al arabi net によると、国連の人権高等弁務官(ミチェル・バチェレ・ヘリア前チリ共和国大統領で今月初より職務開始)は9日、エジプトのcourt of cassation (邦訳がどうなるか解らないが、仏系の裁判所で、事実関係の取り調べはしないが、法的な審理をして、事犯の最終的判断をするものらしい。いわば最高裁判所に該当か?)に対して、先日の大量死刑判決は公正な裁判とは言い難い、としてその取り消しを求めたと報じています。 高等弁務官は、先般の裁判は被告人一人一人に弁護人がついておらず、また検察の証拠開示はそれぞれの容疑を証明するには極めて不十分であったとして、仮に判決が実行されれば、正義に反す