渡部君が有名になり日本で「戦場カメラマン」という言葉が普通に使われるようになった。 とっても分かりやすくて良いのだが、語弊があると困る。 「戦場カメラマン」として、戦場だけを取材している人を僕は知らない。 仲間のジャーナリストはそれぞれにテーマを持って取材している。 そのうちの何人かがいわゆる「戦場」という現場にも足を運ぶ能力があり、究極の現場の取材をしている。 軍関係に詳しいジャーナリストがいたり、僕のように戦争の被害者難民にフォーカスするジャーナリストもいたり、「戦場カメラマン」と一括りにできないくらい各々特徴、得意分野がある。 「戦場カメラマン」と呼ばれる人達が戦場に赴くのに恐怖を感じないのか? かつて、笑っていいともに出演した時に、渡部君が「一度戦場を経験したカメラマンはまた戦場に戻ってくるんです」とコメントした。 確かにそうだと思う。 しかし、その理由は皆違うと思う。 イラクのバ
イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)との境界地域で、同地区から撤退するイスラエル軍の戦車(2014年8月4日撮影)。(c)AFP/JACK GUEZ 【8月5日 AFP】(一部更新)イスラエル軍は5日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)と合意した停戦開始時刻の同日午前8時(日本時間同日午後2時)に、ガザ地区から完全撤退すると発表した。 イスラエル軍のピーター・ラーナー(Peter Lerner)報道官は記者団に対し、3日間の停戦が開始すると同時に、部隊をガザ地区の外で防御的に配置すると述べた。(c)AFP
岡真理氏(京都大学大学院人間・環境学研究科教授、現代アラブ文学、パレスチナ問題、第三世界フェミニズム思想) 日時 2014年7月26日(土) 場所 京都大学吉田南キャンパス(京都市左京区) 「イスラム原理主義」~内実のない言葉を用いる主流メディア 大手主要メディアでハマスのことが報道されるたび、「イスラム原理主義組織」であり「ガザ地区を実効支配する」と説明される。しかし、岡氏によれば、「イスラム原理主義」という言葉は、様々な現象に貼られる「レッテルのようなもの」だという。中東の専門家は学術用語として、この言葉を用いることはないと岡氏は言う。 「メディアが使う『イスラム原理主義組織』『ガザ地区を実効支配』という言葉を通じて、過激でおどろおどろしい武装組織が力にものを言わせて武力でガザを支配している、という印象が作られてしまう」。 ハマスはれっきとした政党だ。2006年に実施された評議会選挙で
ラマダン(断食)月が終わった。今日(7月28日)からイード・アル=フィトルというラマダン明けの休日が始まり、イスラーム教徒はお正月のように、口々に「今年もおめでとう」と祝い合う。子どもたちに衣服を新調し、連休を利用して菓子折りもって親戚回りをするのも、お正月みたいだ。 だが、今年ほどお祝いムードどころではない年はない。イスラエルのガザ攻撃によってパレスチナ側の死者はすでに1060人を超え、イラク北部を実効支配したイスラーム国はキリスト教徒住民を追い出し、歴史的遺跡を次々に破壊している。あまり注目されていないが、三年前にNATOが介入してカダフィ政権を倒したリビアでは、本格的に内戦状態と化し、欧米諸国はこぞって自国民の退去を呼びかけるほどに武力衝突が頻発している。 ラマダン月といえばイスラーム暦のなかでも最も神聖な月のひとつなので、ムスリム同士の戦争の場合、ラマダン月だけは休戦にすることが一
パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)北部にある国連(UN)が運営する学校で、イスラエル軍による砲撃で負傷し、搬送される際に勝利を意味するVサインを出して見せるパレスチナ人(2014年7月24日撮影)。(c)AFP/MOHAMMED ABED 【7月25日 AFP】(一部更新)パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)北部で24日、国連(UN)が運営する学校がイスラエル軍から砲撃され、15人が死亡、200人以上が負傷した。国際社会による停戦の仲介努力が続いているにもかかわらずこの他の攻撃でも死者が出ており、ガザ地区での死者数は800人に達した。 砲撃を受けた学校は国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が運営しているもので、イスラエル軍とガザ地区を実効支配しているイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)との数週間に及ぶ戦闘で家を追われたパレスチナ人10万人近くが避難して
パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)のラファ(Rafah)で、イスラエルの空爆で死亡した4人の葬儀で嘆き悲しむ親族(2014年7月14日撮影)。(c)AFP/SAID KHATIB 【7月15日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の軍事部門は15日、エジプト政府が提示したイスラエルとの停戦案を拒否し、提案内容が満足いくものでなければ衝突は激化するだろうと警告する声明を発表した。 声明文の中で、ハマスの軍事部門イザディン・アルカッサム(Ezzedine al-Qassam Brigades)は「メディアが報じている停戦については、公式あるいは非公式な通達も一切受け取っていない」とした上で、「停戦案の内容が事実ならば、それは降伏に等しく、即時に拒否する」と述べ、「敵との戦いは激化するだろう」と宣言した。(c
エルサルバドルの首都サンサルバドル(San Salvador)にあるイスラエル大使館前で、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)への空爆を続けるイスラエルに抗議するデモに参加する人々(2014年7月14日撮影)。(c)AFP/Jose CABEZAS 【7月15日 AFP】イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で7日連続で実施した空爆の死者は14日、2012年に同地区で起きた大規模衝突の死亡者を超える186人に達した。 同日に新たに確認された死者は16人。ここ1週間の死者数は、2012年11月にイスラエルとガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)との間で起きた直近の大規模衝突による死者177人を超えた。また、この1週間で1280人が負傷した。 国連(UN)職員によると、死者の4分の1以上は子どもだった。また、ガザに本拠を置くパレスチナ人
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