2015イラクシリア東地中海地域 公開日:2015/10/05 2015年10月2日付『シャルク・ル・アウサト』紙(サウジ資本)は、「イスラーム国」が占拠するイラク、シリアでの生活を経験した地元民12名以上を対象に聞き取りを行ったとして、「イスラーム国」が占拠する地域での日常生活について要旨以下の通り報じた。 外国人戦闘員とその家族には、住居、医療、宗教教育、宅配給食が無償で提供される。宅配給食の調理場では、外国人女性が働いている。 「イスラーム国」の支配下では、同派による恐怖支配や蛮行にとどまらず、生活必需品の深刻な不足にも見舞われている。証言者らが住む地域の大半では、一日当たり1~2時間しか電力が供給されない。一部の家では、全く水道水の供給がない。食品は、3倍以上に高騰した。 「イスラーム国」はシリア政府やイラク政府と比べ、腐敗の程度が少なく、公共サービスの能力も高いように思われる。そ