シリアからの叫び (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズII-15) 作者:ジャニーン・ディ・ジョヴァンニ 翻訳:古屋美登里 出版社:亜紀書房 発売日:2017-03-04 ことの発端は2011年。2010年に起こったアラブの春を端緒として過激化した反政府運動と、それに対抗するアサド大統領に率いられた政府軍によって内戦が勃発。ジリジリと進まない市街戦、非人道的で歯止めのかからない拷問、市民へのレイプ被害など無数の事態により状況は泥沼化していく。 国連難民高等弁務官事務所によるとシリアからの難民は500万人を超えたという。外務省のデータによると2012年のシリア人口は2240万人だから、尋常な数ではない。 いったい、シリアで何が起こっているのか。そもそもなぜこのような戦争が起きてしまったのか。そこで暮らす人々は何を考えているのか。本書『シリアからの叫び』はそうした疑問に答えるべく、政府軍、
![ジャーナリストが命がけで伝えたシリアの地獄絵図 HONZ特選本『シリアからの叫び』 | JBpress (ジェイビープレス)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4e645f979c492b537d54a2ff9aa35a4a5bb61c34/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjbpress.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F1%2Fb%2F1200mw%2Fimg_1b49223ab5b1d3bcd4abd8cce4332e3735544.jpg)