「イスラム国」の終わった日 6月29日にイラク軍が「ヌーリ・モスク」を奪還した。これを受けてイラクのアバディ首相が「ISという偽りの国家は終わった」との声明を出したというので、大げさな演説をしたのかと思いきや、どうもツイッターつぶやいただけだった。 ヌーリ・モスクは、3年前に、ISの指導者バグダディが「イスラム国」建国の大演説をした場所だが、ISが敗走する際に爆破してしまったらしい。イラク軍が奪還した時はがれきの山になっていた。 しかし、7月9日には、アバディ首相本人がISに支配されていたイラク第2の都市モスルに乗り込み、勝利宣言。地元のテレビは、歓喜に踊り続ける民衆を映し続けた。 イラク北部、クルド人自治区の街アルビルには、ここを拠点にモスルを取材しようと、大手メディアをはじめ多くの日本人が滞在していた。イラク人医師のリカー先生も、日本からやって来た。 リカー先生はモスル出身のクリスチャ
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