クルド人拠点次々空爆=シリアとイラクで死者20人以上-トルコ軍 【エルサレム時事】トルコ軍は25日、シリア北東部とイラク北部のクルド人勢力の拠点に対する空爆を行ったと発表した。武器や爆発物のトルコへの密輸を防ぐ狙いがあり「国際法の範囲内」で越境攻撃を実施したと主張。テロ対策の一環だと強調している。 シリアでの空爆について、在英のシリア人権監視団は、クルド人勢力の戦闘員ら18人が死亡したと発表した。トルコは3月末、同勢力などの排除を目的としたシリア北部での軍事作戦「ユーフラテスの盾」を終了したと発表していた。今回の空爆は、作戦終了後初めてとみられる。 また、イラクでの空爆について、クルド自治政府の治安部隊「ペシュメルガ」の高官は、AFP通信に対し、ペシュメルガの戦闘員ら6人が死亡したと明らかにした。トルコはイラク北部で、過激派組織「イスラム国」(IS)と戦うペシュメルガに教育訓練や後方支