【エルサレム大治朋子】トルコの首都アンカラ中心部で13日夜(日本時間14日未明)、大きな爆発があり、AP通信によると、少なくとも34人が死亡、約125人が負傷した。地元テレビ局は、爆発物を載せた車両がバスの近くで爆発した模様で、自爆テロの可能性が高いと伝えた。 現場はアンカラ中心部クズライ地区のバス停付近で、周囲には政府機関のオフィスや飲食店などが集中する。爆発により、付近の車数台が引火し炎上した。バスの乗客はAP通信の取材に「約40人が乗っていた」「乗客は爆発の衝撃でバスの後方に投げ出された」などと話した。 今回の爆発で、犯行声明はまだ出ていない。しかし、トルコの複数の治安当局者が13日夜、ロイター通信の取材に、トルコ政府と敵対するクルド系反政府武装組織クルド労働者党(PKK)か、その関係組織による車爆弾を使った攻撃の可能性を示唆した。同通信はまた、治安当局者の話として、犯人は男女2人で