英国総選挙を控え、3党首による最後のテレビ討論が実施。ブラウン首相(右)はマイクでの失言が響き、支持率最下位に=ロイター 【バーミンガム(英中部)=土佐茂生】総選挙を5月6日に控えた英国で29日夜、主要3党首による最後のテレビ討論が「経済」をテーマに開かれた。労働党のブラウン首相は得意の経済分野で起死回生を狙ったが、外し忘れたマイクで有権者への悪口が暴露されたことが響き、世論調査の支持率は最下位に沈んだ。 ブラウン氏は「不況から回復するには我々の政策を継続するのが最善だ」と訴えた。だが直後に行われた民間調査会社YouGovの世論調査では保守党のキャメロン氏が41%、自由民主党のクレッグ氏が32%だったのに対し、ブラウン氏は25%で惨敗した。タイムズ紙の調査でもキャメロン、クレッグ両氏が38%で並び、ブラウン氏は25%だった。 ブラウン氏は28日に街角で会話した女性について「偏見だらけ