ITエンジニアは時に,ユーザーから激しい突き上げを食らうことがある。無理な要求や自分勝手なクレームにへきえきし,ユーザーとの接触を嫌うITエンジニアもいる。だが,システムの提供側と利用側の対立が行き着く先は,「使われないシステム」。共倒れでしかない。 5月の連休明けのこと。電子部品の製造メーカーA社のシステム部門に務めるY君(24歳)は,上司のC課長と一緒に昼食をとっていた。 「しかし,ユーザーっていうのはわがままですよね」。Y君は,出し抜けにこう言ってC課長を驚かせた。「『お仕着せのシステムばかり作っていないで,現場の意見をもっと尊重しろ』なんて見当違いのことを平気で言うんですから。現場を支援するために,休日も返上してシステムを動かしているのは誰だと思っているんだ」。 C課長は,まだ若いY君から思わぬ愚痴を聞き,「おいおい,穏やかじゃないな。いったいどうしたんだ?」と尋ねた。すると,Y君
パソナテックは3月11日、同社が提供開始したITエンジニア向けサイト「てくらぼ」のオープニングイベント「Matz×Dan×Daiji エンジニア進化論」を実施した。イベントでは、Ruby開発者のまつもとゆきひろ氏と、ブロガーでプログラマの小飼弾氏のトークセッションが開催された。会場となった東京・秋葉原のUDXギャラリーは大勢のITエンジニアで埋め尽くされ、キャンセル待ちが出るほどの盛況だった。 トークセッションは、ニューズ・ツー・ユー 取締役 平田大治氏が司会し、まつもと氏と小飼氏に質問を投げ掛けた。まつもと氏と小飼氏が質問に○か×かで答えた後、平田氏が詳しく話を聞くというスタイルだった。以下にトークセッションでの2人の発言をいくつかまとめた。
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