前作『Secret Garden』から2年4か月ぶりのニューアルバム『Sympathy』をリリースしたChara。本作には、Kan Sanoやmabanua、韻シストのBASIやTAKUなど、近年のライブを共にしているジャズ / ソウル周辺のアーティストに加え、くるりの岸田繁、水曜日のカンパネラのケンモチヒデフミなど、Charaと共感・共鳴した豪華アーティストが多数参加。アーバンファンクやニュージャズといった最新の音楽トレンドも加味したジャンルレスな内容となっている。 本来であれば、サウンドに注目すべきアルバムなのだが、CINRA.NET編集部が着目したのは、シンガーソングライターである彼女が紡ぐ「歌の言葉」の変化。心の奥底に漂う、まだ言葉になる前の感情を書きなぐるかのように囁いてきた「歌の言葉」は、ときに曖昧で、ときに抽象的。だからこそ、リアリティーと同時に神秘性を感じさせてきたのだが、