東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島各県の民主党議員が、議員連盟「東日本大震災3県復興実施協議会」を11日に発足させる。 福島選出の増子輝彦参院議員、宮城の桜井充財務副大臣らが旗振り役となり、岩手の小沢一郎元代表も呼びかけ人に名を連ねた。「政府にスピード感ある震災対応を求める」狙いがあるが、党内で菅政権への批判が強まる中、政局的な動きにも絡んできそうな気配だ。 震災発生直後には超党派での議連発足を目指し、青森選出の大島理森・自民党副総裁とも調整を進めていたが、野党内で民主党との連携に慎重論が強まったため、当面は民主党単独での活動となる見通しだ。呼びかけ人の間では、「小沢元代表が主導的な役割を果たしてくれれば、政府にも強くアピールできる」との声も出ている。