民主党は28日、衆院本会議前の代議士会の際、新人議員141人が座る席を指定制にすることを決めた。出欠を確認するためで、今後も同じ席に固定する。同党は新人議員に対し、連日早朝の国会対策委員会で「スパルタ教育」を施しているが、はしの上げ下ろしにまで目を光らせる指導ぶりに、党内からは「そんな小学生扱いしなくても」との声も上がっている。 「指定席」は27日に山岡賢次国対委員長名の通達で示され、だれがどこに座るか記した席次表まで添付してあった。 代議士会に先立つ28日朝の会合では、山岡氏が訓示。「代議士会は報告する場で、新人は極力発言しないように。(党内では)見せ場を作りたい方が時々意見するが、その方は党内で内心、嫌われている」と述べ、新人の不規則発言がないようクギを刺した。出席者の新人の一人は「決めごとばかりで、少々疲れた」と漏らしていた。【近藤大介】