2017年3月14日 (火曜日は「教えること」のトピックで書いています) 勉強でも仕事でもスポーツでも、努力を必要とすることをしようと思うとき、どんな条件がそろうと「やる気(Motivation)」が起こるのでしょうか。 これがわかれば「あー、なんかやる気出ないなー」と言って、自分がやらなければいけないことになかなか手をつけられないこともなくなるでしょう。また、人に教えたり、指導する場合に、相手のやる気をうまく引き出すことができるでしょう。 ケラー(John M. Keller)は学習者のやる気が高まる条件を「ARCS動機づけモデル(ARCS Motivational model)」として提唱しています。それは、以下の4つの条件によって学習動機を高めることができるというものです(ケラー『学習意欲をデザインする』)。 A. (Attention 注意) 自分の好奇心が、今持っている知識とのギ