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ブックマーク / zenn.dev/turing_motors (10)

  • 言語モデルを高位合成でFPGAに実装してみた

    言語モデルを高位合成でFPGAに実装してみた Turing株式会社のリサーチチームでインターンしているM1の内山です。 Turing株式会社では大規模基盤モデルによる完全自動運転を目指しており、その実現に欠かせない技術として大規模言語モデルの研究開発を行っています。 Generative AI LLMの広範な知識と思考能力に加え、視覚情報やセンサーデータなどの多様な入力を受け入れることで、車の周囲の状況を正確に認識します。さらに、世界モデルを適用することで、高度な空間認知と身体性を獲得し、実世界に対応した生成AIを実現します。 https://tur.ing/ より引用 しかしながら、従来の大規模モデルはデータセンターという大量のGPU・潤沢な電源・安定した地盤を備えた豊かな環境で処理されるものであり、対して自動車というものは余りにも狭く、電源が乏しく、振動が大きいという劣悪極まりない環境

    言語モデルを高位合成でFPGAに実装してみた
  • 大規模言語モデルの事前学習知見を振り返る

    はじめに Turing 株式会社のリサーチチームでインターンをしている東京工業大学 横田研究室B4の藤井(@okoge_kaz)です。 2022年11月末にChatGPTがリリースされてから早1年、2023年は大規模言語モデル開発の領域において飛躍の1年となりました。国内でもCyberAgent, PFN, ELYZAを筆頭に3B〜13B程度のモデルが多数公開され、多くの方にとってLLMが身近になった1年であったかと思われます。 Turingでは完全自動運転の実現に向けた研究開発の一環としてLLMに早くから着目し、社内で研究開発を行ってきました。 また、私はLLM-jp 13Bの開発など国内の言語モデル開発に複数関わっている関係上、それらを通じて様々な生きた開発知見を多数得てきました。 そのような中で、実際に手を動かす実働部隊が「公開されている知見」をきちんと理解しておくことの重要性を日々

    大規模言語モデルの事前学習知見を振り返る
    xiangze
    xiangze 2023/12/04
  • 大規模言語モデル(LLM)の作り方 Megatron-DeepSpeed編 Part2

    はじめに Turing 株式会社リサーチチームの藤井(@okoge_kaz)です。 Turingでは、自動運転を支える技術のひとつとして大規模言語モデル(Large Language Model: LLM)に注目しており、関連する技術の研究開発を行っています。 つい先日、大規模言語モデルの事前学習を行う際に用いられることが多いmicrosoft/Megatron-DeepSpeedが大きくupdateされました。(日時間 2023/6/13, 2023/7/21に大きな変更がありました。) 具体的には、fork元であるNVIDIA/Megatron-LMの最新の変更を取り込むことを行ったようです。 セットアップ方法は以下の記事で紹介している通りで、変化はないのですが、Job Scriptの引数や、新機能を使用するためのTipsなど補足するべきことが多数存在します。 そのため、今回は前回の

    大規模言語モデル(LLM)の作り方 Megatron-DeepSpeed編 Part2
    xiangze
    xiangze 2023/11/29
  • 大規模モデルを支える分散並列学習のしくみ Part1

    はじめに Turing 株式会社のリサーチチームでインターンをしている東京工業大学 B4 横田研究室の藤井(@okoge_kaz)です。 自然言語処理分野における大規模深層学習の重要性は日に日に高まっていますが、GPT-3, GPT-4 などのモデルの学習には膨大な計算コストがかかり、容易に学習できなくなっています。実際、モデルサイズが近年急速に大きくなっていることにより、学習に必要な計算量(FLOPs)は以下のように年々膨大になっています。近年の大規模モデルでは、NVIDIA H100 80GB であっても 1 つの GPU では、モデルをのせることすらできません。 Compute Trends Across Three Eras of Machine Learning より またScaling Laws によると、大規模なモデルは小さいモデルと比較してより優れた性能を発揮するため、自動

    大規模モデルを支える分散並列学習のしくみ Part1
  • テスラに迫る!? 中国の自動運転をリードするBaidu/ApolloのAI戦略

    こんにちは。Turing機械学習チームでエンジニアをしている塩塚です。 Turingは「We Overtake Tesla」を合言葉に、完全自動運転EVの開発・販売を目指しているスタートアップです。TuringではAIの強力さとそのさらなる成長を信じ、AIベースの自動運転システムを開発しています。 AIベースで自動運転を開発している会社はいくつかありますが、例えば米国の電気自動車メーカーTeslaはその代表的な会社の一つです。Teslaはカメラを主たるセンサーとして採用し、AIによって走行経路などを決定しています。詳しい内容は、Tesla AI Day 2021というイベントの内容を弊社のエンジニアがまとめているのでぜひ見てみてください。 一方、私たちはTeslaだけでなく、Apolloという中国企業にも大きく注目しています。 Apolloは、中国の巨大IT企業Baidu傘下の会社で、自

    テスラに迫る!? 中国の自動運転をリードするBaidu/ApolloのAI戦略
  • OpenCVをNPPにした結果→10倍高速に!

    この記事は「自動運転システムをエッジデバイスに組み込むための技術」を3回に分けて紹介するTURINGのテックブログ連載の第2回の記事「OpenCVをNPPにした結果→10倍高速に!」です。 第1回の「C++OpenCV完全入門!」、第3回の「詳解V4L2 (video for linux 2)」もぜひご覧ください! はじめに TURINGで働いている木更津高専の越智です。TURINGでは「We Overtake Tesla」を目標に掲げて、完全自動運転EVの開発・製造を行っています。 TURINGでは、社内で使っている自動運転ソフトウェアにおいて、画像処理部分のライブラリをOpenCVからNVIDIA Performance Primitives(NPP)に変更するプロジェクトに取り組んでいました。これによって、CPUで動かしていた画像処理をGPUバックエンドで動かすことができるようにな

    OpenCVをNPPにした結果→10倍高速に!
    xiangze
    xiangze 2023/02/05
  • 脱・人力アノテーション!自己教師あり学習による事前学習手法と自動運転への応用

    こんにちは、TURING株式会社(チューリング)でインターンをしている、東大大学院修士一年の舘野です。 TURINGは完全自動運転EVを開発しているベンチャー企業です。 完全自動運転を実現するには、車の周りの環境をセンシングし認識するシステムが不可欠です。センシングのためのセンサーは様々考えられますが、TURINGでは主にカメラを用いています。 自動運転AIにはカメラデータから信号機・標識・周囲の車、などの情報を読み取る必要がありますが、そのためにはそれぞれの目的に対応した学習が必要です。 一番単純な方法は、学習させる各動画フレームに対して人間が信号機・標識・周囲の車などの正解情報を付与し、AIモデルが動画を見て正解情報を予測できるようにすることです。下図は、画像から車を検出するモデルの例です。モデルの中身は画像の特徴量を抽出する部分と、分類を行う部分を分けて表現していますが、学習時は元デ

    脱・人力アノテーション!自己教師あり学習による事前学習手法と自動運転への応用
    xiangze
    xiangze 2023/01/22
  • 【自動運転】信号機認識に挑む / 走行画像15,000枚のアノテーションとYOLOXモデルによる深層学習実践

    こんにちは。TURING株式会社でインターンをしている、東京大学学部3年の三輪と九州大学修士1年の岩政です。 TURINGは完全自動運転EVの開発・販売を目指すスタートアップです。私たちの所属する自動運転MLチームでは完全自動運転の実現のため、AIモデルの開発や走行データパイプラインの整備を行っています。 完全自動運転を目指すうえで避けて通れない課題の一つに信号機の認識があります。AIが信号機の表示を正しく理解することは、自動運転が手動運転よりも安全な運転を達成するために欠かせません。信号機を確実に認識したうえで、周囲の状況を総合的に判断して車体を制御し、安全かつ快適な走行を実現する必要があります。 TURINGでは信号機の認識に取り組むため、15,000枚規模のデータセットを準備し、高精度なモデルのための調査・研究を開始しました。この記事ではデータセットの内製とその背景にフォーカスしつつ

    【自動運転】信号機認識に挑む / 走行画像15,000枚のアノテーションとYOLOXモデルによる深層学習実践
  • 【TURING】3か月でカーハッカーになれた話

    1. はじめに こんにちは。TURING株式会社(以下、TURING)で長期インターンをしている、東京大学工学部4年の中谷と早稲田大学先進理工学部3年の天野です。 TURINGは、自動車メーカーとしてTESLA超えを掲げる、完全自動運転EV自動車を開発するベンチャー企業で、自動運転レベル2相当の改造車の販売を今年の目標に定めています。 6月から8月にかけて、正社員の方々の力を借りながらインターン生を中心にLEXUS RXのCAN(Controller Area Network)をハッキングして、私達は見事「カーハッカー」になりました。 この記事では、TURINGが車メーカーとして、AI・自動運転開発だけでなく、自動車そのものの車両開発をどのように行っているかを、CAN解析という点から紹介します。 図1 トルクセンサにつながる運転席足元の配線を、満面の笑みで外しにかかる弊社インターン 2.

    【TURING】3か月でカーハッカーになれた話
  • Teslaはカメラを使ってどのように世界を認識しているか

    はじめに TURINGの井ノ上です。TURINGは「We Overtake Tesla」をミッションに、完全自動運転EVの開発・製造を行っています。TURINGはEnd-to-Endな深層学習モデルでLv5完全自動運転車の開発を目指しています。現在、TURINGではカメラセンサから得た画像を用いて車体の操作や経路選択、安全性の判断を行えるAIモデルの開発を行っています。(実際の車を動かす事例はこちらの記事やこちらの記事をご覧ください。) この記事では私達が目標としているTeslaの自動運転のAIモデルについて紹介します。 Teslaの自動運転 こちらは2022年に公開されたTeslaの自動運転をユーザーが使っている動画です。 車の中央にあるディスプレイにはAIが道路や車を認識してどういった経路を進むかを示しており、その情報をもとに自動運転している様子があります。Teslaの自動運転の能力の

    Teslaはカメラを使ってどのように世界を認識しているか
    xiangze
    xiangze 2022/11/05
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