使用データ 今回もいつも通りGoogle Trendsのデータを使います。『引越し』というワードの検索数データをGoogle Trendsのサイトからcsv形式でダウンロードしておきます。単位は週次(7日間ごとの値)です。 (注:下図のグラフは5年間くらいのデータのうち、直近約2年半のものです。最大値が100になっていないのはそのためです。) 今回”引越し”というワードを使用した理由は、顕著な季節性が存在すると考えたためです。グラフを見ると、毎年1月〜4月に検索数が増える傾向にあります。理由は明らかで、この時期は4月の新生活前に引越しを検討する人がたくさんいるためだと思われます。 モデル このデータに状態空間モデルを適用し、トレンド成分と周期性成分に分解してみようと思います。 $$ y_t = \mu_t + \gamma_t + \varepsilon_t,\ \varepsilon_t