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ブックマーク / gazfootball.com (274)

  • 「世界ランク5位のホームにまさかの金星」国際親善試合 ベルギー-日本

    試合前の展望では、いつもの「ベストメンバー」で臨んで中2日の疲れのおかげでベルギーの高さにやられるのでは、という予測を立ててしまっていたのだが、これだけ豪快に外してしまったのは最近ではほとんど記憶が無い。まあ、こんな大外れなら何度でも大歓迎なんだけどね(笑)。 まず第一に謝らないといけないのはザックに対して。セルビア戦やベラルーシ戦の硬直的な(?)メンバー起用から打って変わって久々に勝負師としての顔を覗かし、コンディションと相手の特徴を抑えた起用、特にDFに両酒井と森重という高さのある選手を使い、ベルギーのハイボール攻撃に対してしっかりと手当して来た。 選手交代も的確で、後半から遠藤と岡崎を入れて前に出てくるであろうベルギーの裏を狙わせて2点を追加しての逆転、そしてベルギーが2点目を入れた後には、ボランチの位置まで下がってフリーでゲームメイクをしていたフェライニに対して細貝を入れて封じるな

    「世界ランク5位のホームにまさかの金星」国際親善試合 ベルギー-日本
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    xmx3 2013/11/24
  • 遠藤スーパーサブがもたらした成果と悩み

    10月のセルビア戦、オランダ戦の沈滞した試合から、わずか1ヶ月で見違える内容と結果をもたらした今回の欧州遠征。 その最も大きな要因は、来の日サッカーの美点である組織と献身性、戦術的にはコンパクトな守備陣形と前方からのプレスを選手全員が確認、共有できた事と、田や香川、岡崎、長谷部が一時の不調から脱した事にあったのはもちろんだが、それを裏から支えたのはザックの柔軟な選手起用だったように思う。 ザックがいきなり硬直的な「ベストメンバー」から、思い切ってターンオーバーを使って来た心変わりについては、原委員長の指示だとか、誰かの助言があったからだとか妙な邪推がされているが、以前のコラムでも書いたように、遠藤と田、香川を先発起用した場合の弊害に気づいたからではないかと思っている。 特にポイントになったのは、遠藤を2戦ともスーパーサブとして起用した事だろう。遠藤は、良い意味でも悪い意味でも「無理

    遠藤スーパーサブがもたらした成果と悩み
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    xmx3 2013/11/24
  • ザックジャパンの本当に深刻な問題

    2連敗に終わった欧州遠征から3日が経ち、その間あちこちの言説を見て回っていたのだけど、ザックが無能だとか選手任せだとか、Jリーグで結果を出している選手を選んでないだとか、そんで更迭すれば万事解決みたいな短絡的な意見ばかりで当にげんなりしてしまう。 ザックジャパンが直面している根的な原因については、ベラルーシ戦の後に何となく思い浮かんでいたのだけど、書きだすと長くなる話なのであえてそこまで突っ込んではいなかった。でもその辺の言及をしている意見を今までほとんど見なかったので、ここらでちょっとまとめて書いてみる事にする。 端的に言うなら、今のザックジャパンは「太陽が見えなくなってしまっている状態」なのではないかと思っている。 太陽とは、これまで築き上げてきたザックジャパンのサッカーの根幹をなす部分である、遠藤-田-香川のラインを意味する。遠藤の試合の流れを読む能力、田のキープとキックのパ

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    xmx3 2013/10/22
  • 日本人選手のポジショニングは何故悪いのか

    ACLで柏が広州恒大に1-4で負けた試合の後に、日人選手はもっと個人守備能力を上げなければならない、という内容のツイートをして、その中でも特にポジショニングが問題であることを書きました。その事について、何がどう問題なのかをこちらのほうで改めて整理して書いてみます。 まず第1は、ゾーンプレスの創始者であるアリーゴ・サッキが語っているように、欧州の選手には常識であっても、日人選手には基的な守備戦術が個人レベルで浸透してない事があります。そのため、かつての長友や内田、酒井宏樹がそうだったように、語学の問題でチームメイトの意思疎通が出来ないと、とたんに周りとの連携が破綻してしまう事になります。 もう1つは、対峙する選手の攻撃能力の違い。Jリーグの場合は、パス志向の選手が多いので基的に縦を切るポジションでボサッと立っていれば、相手はそこで横パスなりバックパスをしてくれます。しかし欧州では、C

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    xmx3 2013/10/03
  • 香川ベンチ外に見るモイーズ監督の思惑

    ルーニーが怪我をした事で欠場が確定し、これは香川がトップ下で先発のチャンスかと思われた昨晩のリヴァプール戦で、まさかのベンチ外という事態になってTwitter掲示板界隈では大騒ぎになりました。 もちろん、私も先発を期待していただけに落胆はしましたが、ある意味それでモイーズ監督の思惑というか、精神状態がはっきりしたなと思いましたね。 ギグスやヤングらを優先して4-4-2で戦う理由は、おそらくモイーズ監督が伝統的なマンUのサッカーに寄って立たざるを得ない心理状態にあるのではないかと思います。つまり、それだけ新しい事をやっての失敗に対する恐怖、27年もの監督就任期間で常勝軍団を作り上げたファーガソン監督の後任としての重圧が強いのではないかと。 改めて想像すると、ファギー後のマンU監督という立場に匹敵するプレッシャーは、日のスポーツ界では比較の仕様が無い事に気づきます。巨人の川上監督時代でさえ

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    xmx3 2013/09/02
  • 「代表のサッカーとの決定的なギャップ」ドイツ・ブンデスリーガ第1節 マインツ-シュツットガルト

    スカパーでは単独で1000円もするFOXチャンネルでしかやってなかったカードなんだけど、たまたまNHK-BSのほうで録画放送してくれていたので、岡崎と酒井高徳の対戦を見た。 結果はマインツが勝利して、岡崎も初ゴールを飾って結果的には嬉しい試合にはなったのだが、マインツの先制点は酒井高徳がバックパスをしようとして突かれてボールを失い、そこから直接ミュラーに決められたゴールだし、岡崎も得点シーン以外はあまりチームにフィットしていたとは言いがたく、内容的には微妙な感想になってしまった。 マインツのサッカーは文字通りの堅守速攻で、コンパクトな守備からボールを奪ったらとにかく前へとボールを運び、FWの裏への飛び出しに眺めのボールを合わせるか、バイタルで中盤がボールを受けてからドリブルで突き進むかのほぼ二択なんだけど、こういうサッカーって実は岡崎とあまり相性が良くない。 岡崎は絶対的なスピードや体格、

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    xmx3 2013/08/16
  • 「織り込み済みの誤算」キリンチャレンジカップ 日本-ウルグアイ

    まずこの試合における、日にとっての第一の(ある意味嬉しい)誤算は、佳境に入っている南米予選を控えたウルグアイが相当な気で臨んで来た事だろう。 スアレスとフォルランの個人技や決定力もさることながら、最後まで体や脚を投げ出してくる守備陣の集中力、寄せの速さは間違いなくワールドクラスで、東アジアカップレベルとは全く違う、コンフェデレベルの試合が出来たことは課題をチェックする上で非常に役立った。これは協会が良い仕事をしてくれたと思う。問題は、その課題をコンフェデから全く向上させる事が出来なかったところだけどね・・・(苦笑) 悪い方の第二の誤算は、特に海外組の守備陣がリーグの開幕直前・直後の時期で全くコンディションが上がっていなかった事。内田はブンデスリーガの開幕戦でも高すぎるポジショニングと判断の遅さが目立ったが、この試合でも序盤からパスミスを連発、ウルグアイの1点目も上がったスペースをスアレ

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    xmx3 2013/08/16
  • 「これが細貝の使い方」ドイツ・ブンデスリーガ第1節 ヘルタ・ベルリン-フランクフルト

    アウグスブルクでの恩師だったルフカイ監督が細貝を引き抜く形で加入させたヘルタ・ベルリン。2部から昇格しての開幕戦となった試合は、乾がいるフランクフルトにホームで6-1という思わぬ大勝、細貝はブンデス公式でMOMに選ばれるという華々しいスタートになった。 まずこの試合を見てオッ、と思わされたのは細貝の使い方。今までのリーグでは右SB、代表では守備的ボランチとして起用されるパターンが多かったのだが、何とルフカイ監督は細貝を前目の攻撃的なボランチとして起用して来たのだ。 細貝の特色としては、しつこく人にいつく守備とシンプルでミスの少ないつなぎがあるんだけど、味方がコンパクトじゃないと動き過ぎる事でバイタルエリアをぽっかり開けてしまったり、コンビネーションが足りない状態だと危ない地点でのミスが増えるなど、確かに守備的ボランチとしては使いにくい面があったのは事実。 しかしルフカイ監督はそれを逆手に

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    xmx3 2013/08/16
  • 「日本と大陸のサッカー」J1第19節 ジュビロ磐田-名古屋グランパス

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    xmx3 2013/08/04
  • スペインの勝負強さはいつ培われたか

    昨日、スペイン対ナイジェリアについての戦評を書いたのですが、その後お久しぶりのZEROさんから極めて丁寧なスペインの勝負強さについての解説をいただきましたので、転載させていただきます。 スペインについてはサポーターである私の方が多少は背景知識があるかと思いましてご連絡差し上げます。 ガゼッタ様がご指摘されている勝負強さですが、スペインが今までずっとそうだったかのようにマスメディアで、あろうことか解説者等までが発言していることがとても気になっています。 スペインがいつ勝負強さを身につけたのかと言えば、ベースはEURO2008です。そして、コンフェデ杯2009のアメリカ戦の敗戦、スイス戦の敗戦に始まる南アフリカW杯、EURO2012と勝ち続ける中で徐々にチームの経験値として積み重ねられてきました。 スペインが脅威的なのは、その経験値を近年独占しているために、いかようでも勝つことが可能であるとい

  • 日本は本当にW杯で攻め勝てるチームになれるのか

    次の更新は、イタリア戦を全部見直してからにしようと思っていたのですが、思いもよらぬ長谷部の発言があったのでそれについて少し追記してみます。 長谷部は、不甲斐ない出来に終わったブラジル戦後に、ザックとどういう会話をしたのかを語っているのですが、その中で注目すべきは「2010年のような戦い方をするのも一つの方法だと監督は言っていたけど、監督は『自分たちのサッカーを世界で見せたい、それで世界を驚かせたい、その中で勝ちたい』と言っていた」という部分ですね。 個人的には、日は昨年の親善試合でイケイケになるとどうなるかが分かったので、コンフェデで結果を重視した戦い、つまりは強豪国に対して守備的なカウンターサッカーを試して番に備える必要があるんじゃないかと思っていました。 ところが、ザックはそんな事は微塵も考えておらず、徹頭徹尾番でも攻撃的に行くつもりだったんですね。そしてその方針は、幸か不幸かこ

  • コンフェデ敗退で見えたW杯本番への課題

    今朝行われたばかりのイタリア戦は、前半のみ生観戦で、あとは通勤電車の中でスマホの結果を追っていた勝ち組です・・・(泣) ブラジルに3失点、イタリアに4失点という事で、世界相手に攻撃的な布陣を組めば明らかに守備に穴が開くという課題ははっきりしたわけですが、もう少し具体的なポイントを挙げてみると、次の3つに集約されるのではないかと思います。 ・センターフォワードの不在 あのイタリアでさえ、バロテッリの起用まではまともに点が取れないチームだったわけで、世界レベルで勝ち抜くためには強力なCFの存在は必須です。得点以外の役割だけでなく、マークを引きつけてスペースを作ったり、DFをナーバスにさせるなど、そこに良い選手がいる効果は多大です。 日の場合、前田や岡崎は頑張るけど力強さに欠け、ハーフナー・マイクは体を活かせず足元だけの選手に留まってますし、決め手となる選手の候補がおらず、未だにそれらしい域に

  • 「それでもベニテスは愛されそうにない」UEFAヨーロッパリーグ決勝 チェルシー-ベンフィカ

  • 2012-2013シーズン海外組通信簿 ドイツ編その1

    海外組通信簿第2弾はドイツ組~。人数が多いので2回に分けて。 内田篤人 60点 扁桃腺炎、2度の肉離れといったアクシデントで戦列から離れがちで、今期はコンスタントに力を発揮できなかった。チーム自体もエースのフンテラールやクラックのファルファンを欠く試合が多くて中盤に失速。ケラー監督に代わってからは持ち直し、内田もようやく調子に戻って何とかCL出場権をゲット。終わり良ければ・・・に尽きるシーズン。 そんな感じで毎年調子に浮き沈みがありながら、何だかんだでしっかりとレギュラーを掴んでしまうのは彼のビルドアップの精度か運か人徳か、それともツンデレアイドルぶりに皆がやられてしまっているのか(笑)。 ただし内田のビルドアップとファルファンのコンビはドイツ中に知れ渡り、最終戦でフライブルクが見せたように今後は彼らに強い圧力をかけてボールを持たせない対策をして来るチームは増えるはず。そのためにももう一

  • 2012-2013シーズン海外組通信簿 イングランド、イタリア編

    もう欧州のシーズンもほぼ終了という事で、ちょっと今期の海外組についての採点と簡単な総括を書いてみる事にする。点数は日式に100点満点で(笑)。 香川真司 60点 ドルトムントでの活躍ぶりから日のファンの期待を一身に集めてのマンU移籍だったが、怪我やファギーの気まぐれフォーメーションとターンオーバーの影響で得点は6に留まり、その真価を最大限に発揮するところまでには至らず。 ただ、怪我の功名で体つきは明らかにたくましくなり、トップ下でフィジカル攻撃を受けてもある程度耐える能力を身につけ、後半戦では下位チーム相手には来のポジションで使われるようになって来た。そして香川が入ったチームは、それまでにはほぼ見られなかったショートパスで組み立てる攻撃がメインになるなど、彼の影響力は着実にチームへと浸透し始めている。 ファーガソンが引退した来期はモイーズ体制への大きな変化が待っているが、まずはファー

  • 2012-2013シーズン海外組通信簿 ドイツ編その2

    先週末はイベントごとが重なり、夜はガッツリ寝落ちしてしまってサッカーを見ておりません。なので、通信簿の続きをやります。 岡崎慎司 40点 昨シーズンはリーグで7得点を挙げ、今期は飛躍が期待されたにも関わらずリーグ1得点という残念な結果に。 怪我の影響もあって出場機会が少なく、動き出しにパスを合わせてくれる選手がいないと持ち味が半減する岡崎にとっては負のスパイラルに嵌ってしまったと言えるが、それでも試合中1度はあった絶好期に決められない事が多かったのも事実。 代表では決定力があるのに当に不思議と言うか、何か祟られてるかもしれないレベルなので、そろそろ環境を変える事を考えてもいいのかもしれない。 酒井高徳 60点 代表では準レギュラーの座を物にし、ドイツではすっかりシュツットガルトのレギュラーとして厚い信頼を勝ち取っている状態は喜ばしいのだが、今期はELにも使われ続けで疲労が蓄積しているせい

  • 「世界一の名将の称号はクロップのものか?」UEFAチャンピオンズリーグ 準決勝第1レグ ボルシア・ドルトムント-レアル・マドリー

    試合日の直前に、エースであるマリオ・ゲッツェのバイエルンへの移籍が発表された事で、選手やファンに動揺が広がることが懸念されたドルトムントだったが、蓋を開けてみればバイエルンと同じく優勝候補を4-1で葬り去る快勝を決めてみせた。 前日のバルサに比べるとレアルのモチベーションは高く、クォリティとしてははるかに拮抗した内容の試合ではあったが、世界一の名将であるはずのモウリーニョがまんまとクロップの戦術にしてやられるという、別の意味で衝撃的な試合であったように思う。 香川がいた昨年までのように、アウェイでもガンガンハイプレスを仕掛けてしまい、異なる環境と連戦の疲れでプレスの歯車が狂ったところでカウンターをらっていたナイーブな姿はどこへやら、レアルに対してはマンマーク色の強いコンパクトな守備陣形を形作ってレアルの攻撃を封じ込め、マイボールになればレヴァンドフスキに楔を当てて思い切ってゾーンを上げて

  • 「香川先発フル出場で、20回目の優勝を飾る」イングランド・プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッド-アストン・ヴィラ

    週末の試合で2位のシティが敗れていたために、今節ホームでの試合に勝利すれば優勝が決定する条件になっていたマンチェスター・ユナイテッドだったが、プレッシャーを感じる瞬間が無いままに3-0で楽勝、最多記録を更新する通算20度目の優勝を飾った。 試合展開については・・・まあ開始2分でラファエルのクロスをギグスが折り返してファン・ペルシが決めた先制点を皮切りに、ルーニーのロングパスからファン・ペルシ得意のダイレクトボレー、香川の反転からのスルーパスをギグスが股抜きで折り返し、ファン・ペルシのハットトリックをお膳立てと、わずか33分で勝敗が決まってしまったので特に言うこと無し。 後半は全体的に引いてしまって流しモードになったのはいいけど、そこから妙にミスが多くなってアストン・ヴィラに反撃のチャンスを与えてしまうそうになったのは反省点・・・なんだけど、この試合の後はお祭りだからきっと反省はしないだろう

  • 「重なったファギーの誤算」UEFAチャンピオンズリーグ ベスト16第2レグ マンチェスター・ユナイテッド-レアル・マドリー

    前節のノリッジ戦で、機能だけで選手を選ぶなら監督はいらない、と書いてしまったら、蓋を開けてみればファギーの選択はゴリゴリの機能重視だったでござる(笑)。 と言う訳で、ノリッジ戦で90分プレイした香川はおろか、エースのルーニーまで温存して元気な選手を前線に並べ、トップ下に置いたウェルベックがシャビ・アロンソをマークすると同時に、ラファエルとエヴラがクリロナとディ・マリアをほぼマンマーク気味に見るという、レアルのオープンな攻撃の要所を封じこめるという策に出て来たマンU。 そしてこれがものの見事に当たり、前半はレアルの攻撃をほぼ完璧に封じ込め、おまけに後半3分にはクロスに対してウェルベックが触ったボールがセルヒオ・ラモスに当たってオウンゴールとなるラッキーな先制点までも奪ってしまい、マンUとしては完璧といって良い試合の流れだった。が、ご存知のようにナニが56分に一発退場をらってしまい、そこで全

  • 「やるべき事はやって折り返し」UEFAチャンピオンズリーグ ベスト16第1レグ レアル・マドリー-マンチェスター・ユナイテッド

    CLベスト16最大のビッグマッチとなったレアル対マンUの対戦は、予想通りに香川が先発するという日人にとっては非常に楽しみな試合になった。 その香川の位置は左SHだった前回のサウサンプトン戦とは異なり、なんと4-4-1-1のトップ下。そしてトップ下と予想されたルーニーは右SHに入り、左はウェルベックという形になっていて、どんだけファーガソン監督はCLでドルトムントがやりたいねん、と思ってしまった(笑)。 ところが、残念ながら試合内容はドルトムントとは似ても似つかないものになってしまった。マドリーの左サイドは、クリロナだけでも大変なのにコエントランまでもが活発に攻撃参加をするので、SBのラファエルが青息吐息なのはもちろん、ボランチのジョーンズまでもが引っ張られる始末。そして右サイドもディ・マリアが好調でウェルベックも低い位置に押し込められる。 当然、前線のファン・ペルシと香川は孤立してしまい