■6502と並列計算とムーアの法則 人間のクロック&スケールアップ 「物理の散歩道」を読み直していると、とある文章に興味を覚えた。 第五物理の散歩道 ロゲルギスト著 岩波新書の中の「通信を考える」である。この本は、何度読み返しても新鮮である。 「通信を考える」の中の興味を惹かれた部分は「信号の伝わる速度と距離と処理速度の関係」を論じている部分だ。例えば、計算機は処理速度を高めるためには回路の大きさを小さくしなければならないとか、人間の頭脳の働きの速さから集団生活の広がりの限界について論じているのだ。例えば、 計算機の演算速度の時間スケール -> ナノ秒 = 10^-9s (クロックで考えると、1GHz)人間の演算速度の時間スケール -> サブ秒 = 10^-1s (クロックで考えると、10Hz)ということから、計算機の大きさが0.12=1.2x10^-1m角として、地球の直径が12000k