'18年2月9日(金) [雪国の暮らし] ブログ村キーワード 江戸時代の雪国の 暮らしぶりを紹介した 『北越雪譜』は、 「雪国第一の用具」として、 そりを挙げている。 「そりをひくにはかならず うたうたふ、これを そり歌とてすなはち 樵歌(きこりうた)なり」。 父親や夫の歌声が聞こえて くると、女たちは一斉に 迎えに出る。 なんとものどかな光景である ▼そりに比べて文明の利器 である自動車は、雪に弱い。 北陸地方の記録的な大雪の 影響で、福井県内の国道で 6日朝に発生した車の 立ち往生は、何十時間も 続いた。道路に重機が入れず、 陸上自衛隊員はスコップを 手に夜通しで除雪作業を 行ったという ▼眠れぬ夜を過ごし、 疲労困憊のドライバーたちは、 とても歌を歌うどころでは ない。 体調不良を訴え、救急搬送 される人も出た。 コンビニには商品が届かず、 暖房用の灯油の配達もなく なった。 豪雪は