'18年6月23日(土) [もてなし] ブログ村キーワード 芥川賞作家の 絲山(いとやま)秋子さんは、 2007年の夏、西アフリカの セネガルに2カ月間滞在して いる。 子供の頃から大ファンだった 打楽器奏者 ドゥドゥ・ンジャエ・ローズの 故郷が見たい。 それが旅の目的だった ▼首都ダカールで ホテル住まいをしている うちに、どんどん友達が 増えていく。 毎日誰かの家で 食事をごちそうになる。 2人の奥さんがいる 男友達からは、 「俺の第3夫人に ならないか」と誘われた。 自分の良さについて 「第1夫人に聞いてみろ。 彼女が保証する」 ▼セネガル人はエッチな ジョークが大好きだ。 しかもそれが少しも下品で ない。 民族衣装を身につけたまま、 友達に別れを告げた絲山さんは、 泣きながら帰国の途につく。 夢のようにすぎた日々は、 紀行エッセー『北緯14度』に まとめられた ▼それまでなじみのな