‘20年2月22日(土) 政府は21日、 新型コロナウイルスの感染者を 対象に、新型インフルエンザ 治療薬「アビガン」 (一般名・ファビピラビル)の 投与を推奨する方針を固めた。 試験投与したところ、軽症の 患者や無症状の感染者で効果が 確認されたという。 加藤厚生労働相は近く、 製薬会社に増産を求める。 「アビガン」は富士フィルム グループの製薬会社が開発し、 新型インフル治療薬として国内で 製造、備蓄されている。 特定のウイルスの増殖を防ぐ効果が あり、エボラ出血熱の治療に有効 との研究成果も報告されている。 政府関係者によると、 国内の新型コロナウイルスの患者に アビガンを投与した結果、 軽症者の重症化や無症状者の 発症を防ぐ効果があった。 これを踏まえ、安倍首相は21日、 新型コロナウイルスの感染拡大 防止のため、アビガンを活用する よう加藤氏に指示した。 (讀賣新聞2/22 1面