‘22年10月3日(月) 「燃える闘魂」と呼ばれた 元人気プロレスラーで、 政治家として参院議員を 計2期務めたアントニオ猪木 (本名・猪木寛至)さんが1日、 死去した。 アントニオ猪木さんがかかって いたのは難病 「全身性アミロイドーシス」のうち、 「ATTRwtアミロイドーシス」と される疾患とみられる。 かつては 「老人性全身性 アミロイドーシス」とも言われ、 高齢化の進展とともに増える傾向が あるという。 世界アミロイドーシス学会 理事長などを歴任した長崎国際大 薬学部の安東由喜雄教授は 「高齢化が一層進む社会では、 特別な病気ではない。 罹患のリスクは高まる。 この疾患の存在を もっと知ってほしい」と話す。 安東教授によると、 心臓にアミロイドがたまるため、 心肥大や心伝導障害が起こり、 心不全で死亡に至る場合があり、 一連の症状を 「心アミロイドーシス」と言う。 心臓にアミロイ