‘23年12月28日(木) 最初はアムステルダムの ある空港で導入されたそうだ。 男性トイレの小便器の中に 黒いハエを描いておく。 結果、何が起きたか ▼これだけのことで、 例の「飛び散り」が8割減った という。 便器にハエを見つけると 人はどういうわけかオシッコで 狙いたくなるものらしい ▼行動経済学の「ナッジ理論」の例 としてよく紹介される。 「ナッジ」とは 「そっと後押しする」の意味で、 強制や命令ではなく、 ちょっとした工夫によって人々の 行動に変化を促す方法のことをいう。 強制されない分、気分よく 受け入れられやすいという。 日立製作所が最近、発表した 新しいエスカレーター。 これも「ナッジ理論」を応用している のだろう ▼ハエではなく、ステップ面に 立ち位置を示すLEDライトが二つ 配置されている。 これによって2列で乗るよう促す効果が あるそうだ ▼片側を空ける習慣は非効率な