‘22年8月27日(土) 安倍晋三元首相が奈良市で 銃撃、殺害された事件で、 警察庁は25日、当時の警護警備の 問題点の検証結果と再発防止の ための改善策を報告書にまとめ、 発表した。 過去の警護計画を安易に 踏襲したため安倍氏の演説の際の 計画に不備が生じ、組織的な 対応も欠いていた結果、事件を 招いたと指摘。 これまで都道府県警任せに してきた要人警護の運用を 抜本的に見直し、計画を事前に 審査するなど警察庁の関与を 強める。 検証結果では、警護の現場の 問題と計画上の問題があったと 整理。 現場の問題では、もともと安倍氏の 後方(南側)を警戒していた 警護員の警戒方向が変更されたが、 現場指揮官らは他の要員を補充 する対応をとっていなかった。 このため、安倍氏の近くで警護に あたっていた警護員や ほかの警察官の誰もが、 山上徹也容疑者(41)が安倍氏の 後方に近づくのに気づかず 接近