‘21年8月12日(木) 新型コロナウイルスの 感染拡大が続く中、 今月末を期限とする 緊急事態宣言の解除が 見通せなくなってきた。 「出口戦略」を描こうと した政府の思惑は崩れつつ あり、関係自治体からは、 大規模商業施設への 休業要請など人出の抑制に つながる強力な対策を 求める声が相次いだ。 デルタ株の猛威に感染が ピークアウトする兆しは 見えず、政府内には 手詰まり感が漂う。 西村康稔経済再生担当相は 10日の記者会見で 「これまで経験したことの ない桁違いの感染が継続 している」と危機感を表明。 40~50歳代や若年層の 重症者が増加しているのを 念頭に 「救える命を救えない状況に なりかねない」と強調した。 宣言発令中の6都府県は 感染が急拡大している。 1日当たりの東京都の 新規感染者が8月半ばには 1万人を超えるとの予測も 都モニタリング会議で 示され、政府関係者は 「宣言