‘22年12月9日(金) PK戦でクロアチアに敗れた日本は、 選手もサポーターも国民 もベスト8の「新しい景色」を 見ることはできなかった。 気になったのはクロアチアの ゴールキーパー、ドミニク・ リバコビッチの動きだ。 南野拓実、三笘薫、吉田麻也の 3人のキックを、 まるで蹴る方向を 事前に読んでいたかのように 完璧に止めた。 「PKの成功と失敗は運任せ」と 言われるが、 フィジカルトレーナーの 平山昌弘氏はこう語る。 「日本選手は、欧米選手に比べ 上半身と下半身のクロス (ねじれ)の度合いがそもそも 少ない。 空手や柔道などの武道家は 上虚下実の状態になれる。 つまり、上半身の力みが抜けて、 下半身に重心が落ちると、 上半身と下半身のねじれが 多くなり自身が持っている 実力を発揮しやすい。 だから、相手の動きを瞬時に かわすことができる。 PKを外した3選手は、動きや 表情から かなり