<将来に備えるうえで、加齢黄斑変性(AMD)の発症要因を知っておくことは重要。何しろ、日本人の視覚障害の原因の第4位を占め、60歳以上の高齢者の失明原因では第1位という病気だ> 加齢などによって目の黄斑部(網膜の中心部分)に異常が生じる病気を、加齢黄斑変性(かれいおうはんへんせい)と呼ぶ。 日本人の視覚障害の原因の第4位を占め、60歳以上の高齢者の失明原因では第1位。近年、患者が増加している。 加齢黄斑変性(AMD)に代表される「網膜硝子体」の治療と予防の第一人者である聖隷浜松病院(静岡県)の眼科部長・尾花明氏は、光環境や食習慣が大きく変化している中で進行する高齢化時代に、生涯、視機能を保つためには意識的に眼の健康を気遣う必要があると言う。 中高年や加齢黄斑変性患者に向けて、加齢黄斑変性とはどのような疾患なのか、その最新治療や予防法について、自身の臨床経験や臨床研究成果を基に執筆したという
