2020年は「Customer First」「Co-innovation」「One Team」を推進 「お客さまのデジタルトランスフォーメーション(DX)になくてはならない存在になる」――。SAPジャパンの次期社長に4月1日付で就任予定の鈴木洋史氏は、同社が先頃開いた2020年のビジネス戦略に関する記者会見で、自らの目標についてこう語った。 現在、同社の常務執行役員インダストリー事業担当を務める鈴木氏は、日本アイ・ビー・エム理事などを歴任して2015年1月にSAPジャパンに入社。本人によると「これまで30年間、複数の外資系IT企業に勤務し、ほぼ一貫してエンタープライズアプリケーション分野で仕事をしてきた」という。 会見には、現社長の福田譲氏も登壇したことから、社長交代会見の場にもなった。福田氏は鈴木氏について「顧客指向が極めて強く、テクノロジーをビジネスの成果にどう結び付けていくかを深く理