経済同友会の小林喜光代表幹事は10日、参院選で与党が改選過半数を達成することが確実になったことについて、「安倍政権の基盤が一層強化される」とのコメントを発表した。その上で「長期安定政権でなければできない『国民の痛みを伴う改革』に挑戦していただきたい」と要請した。 特に社会保障などで「どの程度の水準の給付を保障するのか、どのように安定的な財源を確保するのか、各世代を巻き込んで、抜本改革を加速すべきだ」と強調した。
ガソリン不足と無関係か4月30日放送のTBS報道特集「憲法公布70年『緊急事態条項』は必要か」がネットで話題になっている。 番組によれば「岩手・宮城・福島の被災3県にある全36の消防本部に取材したところ、燃料不足によって救急搬送できなかったという回答は1件もなかった」という。そしてそれを根拠に、緊急車両がガソリン不足で出動できず、被災者の命を救うことができなかった、などといった事実は存在しないとし、ガソリン不足による震災関連死を指摘した『まんが女子の集まる憲法おしゃべりカフェ』(筆者監修)の記述についても疑問を呈した。 それを受けて、TBSラジオでは荻上チキ氏が「震災関連死とガソリン不足は無関係」であり、そのような主張は「デマ」であると喧伝(けんでん)している。 果たしてこの主張は正しいのか。争点は、第1に「そもそもガソリン不足によって緊急車両の出動に支障が生ずることなどあったのか」、第2
本紙「正論」欄執筆メンバーでジャーナリスト、井上和彦氏の講演会「日本が戦ってくれて感謝しています」(主催・産経新聞雑誌「正論」、協賛・大阪冶金興業)が10日、大阪市北区中之島の大阪市中央公会堂大ホールで開かれた。詳報は次の通り。 歴史戦 いま中国が仕掛けている歴史戦、韓国が仕掛けてくる歴史戦、皆さん頭にきますでしょう。でも、韓国や中国の批判で歴史に注目することで、日本の本当の姿がわかってくるという部分がある。これからお話することは、恐らく学校や、あるいは戦後の教育のなかで教えられてこなかったことです。 まずはタイですが、過去には日本と一緒に第二次世界大戦を戦った同盟国です。だから8月15日に「アジアの声が-」などというなら、タイは(その批判勢力から)省かなければならない。タイ駐屯軍司令官だった中村明人中将は、戦争10年後の昭和30年にタイに赴き、空港で大歓迎を受けている。侵略したら、こんな
戦後70年という節目の年が、まもなく暮れる。 歴史戦という悪質な日本攻撃に日本人として背筋を伸ばして立ち向かおうとする人々とともに、筆者はこの年を送りたい。静かだが義憤を秘めた声、あるいはまなざしに、今年も多く出会った。共有されているのは、日本人の名誉を汚させはしないという思いであろう。一般の人々のこのような思いこそ、貴く感じる。 今年は11月に日中韓首脳会談に至ったこともあり、歴史攻撃は抑制的だったという印象があるかもしれない。しかし歴史戦の構図は変わっていない。国連教育科学文化機関(ユネスコ)での、日本の産業革命遺産への韓国によるクレーム。中国による南京事件文書の登録。抗日戦勝70年の中国の式典と軍事パレード。国際世論を巻き込む形で、布石は次々と打たれている。 当欄などで記したことと、以下、少し重複するが、改めて書く。歴史戦の主役は中国である。中国は歴史問題での共闘を韓国に再三呼びかけ
□自民党国際情報検討委員会・原田義昭委員長 中国や韓国が、史料の裏付けがない「史実」を使って、日本の罪を作り出し、世界に非を鳴らしている。平成26年3月に設置された自民党国際情報検討委員会は、こうした対日宣伝活動の実態と影響を調査し、対抗する広報戦略を打ち出す。委員長の原田義昭衆院議員(福岡5区)は「国際世論に影響力の持つ米国を巻き込むべきだ」と語った。 わが国の名誉を毀損する動きが相次いでいます。 今年10月、中国は南京事件に関する「南京大虐殺文書」の世界記憶遺産登録に成功しました。次は「慰安婦関連資料」の登録を目指し、6カ国・地域で連携して国連教育科学文化機関(ユネスコ)に申請を目指すようです。 いわゆる「従軍慰安婦」問題や、尖閣諸島(沖縄県石垣市)、竹島(島根県隠岐の島町)の領有権問題、さらに南京事件の問題は、資料に基づけば日本側の主張が正しいことが分かる。 日本人は争いごとを嫌い、
国連教育科学文化機関(ユネスコ)の記憶遺産に中国の「南京大虐殺文書」が登録された問題で、「新しい歴史教科書をつくる会」(高池勝彦会長)は11日、2017年の記憶遺産登録を目指し、日中戦争の発端となった盧溝橋事件直後に200人以上の日本人が中国側に殺害された「通州事件」の資料をユネスコに申請すると発表した。 通州事件は1937年7月29日、北京東方の通州で日本人が中国人部隊に襲われた事件。申請する資料は、東京裁判に提出された証言や外務省の抗議声明などの公的文書のほか、当時の新聞の号外なども予定している。同会は「通州事件が忘れられている現状を意識的に変えなければならない。広く世界に知ってほしい」と訴えている。 記憶遺産の登録審査は2年に1度行われ、申請できるのは1国2件まで。ユネスコの国内委員会はすでに2017年の登録候補2件を公募の上で選定しており、それぞれ申請者である自治体などが来年3月に
朝日新聞で初期の慰安婦報道に関わった植村隆元記者(北星学園大非常勤講師)の産経新聞インタビューの第9回詳報は次の通り。聞き手は本紙の阿比留瑠比・政治部編集委員と原川貴郎・外信部記者。 「米国で187人の歴史研究家の声明がありましたよね」原川「強制的に慰安婦にさせられた、その人たちが20万人にものぼるという誤解がその世界に広がっていますけれども。こうした誤解について植村さんは慰安婦問題に取り組まれた方としてどのようにお考えなんですか」 植村「僕は何人いたとかいう話をいろんな人に聞かれたことがあるんですが。ちょっと聞きたいんですが、原川さん、慰安婦問題って何人が正しいんですかね」 原川「まあ、実態は定かではないんですよね」 植村「それ、それ、聞きたいのよ僕」 原川「しかし、まあ、日本人慰安婦の数が外国人慰安婦より多いのは確かなんだろうと思います」 植村「あの~、僕はこれを言うと水掛け論になるか
朝日新聞で初期の慰安婦報道に関わった植村隆元記者(北星学園大非常勤講師)の産経新聞インタビューの詳報8回目は次の通り。聞き手は本紙の阿比留瑠比・政治部編集委員と原川貴郎・外信部記者。 「朝日は慰安婦問題にきちんと取り組んできた」阿比留「さて、それでですね。今回、朝日新聞のですね、問題を、いいですか」 植村「あ、はい、はい、どうぞ」 阿比留「植村さんにお話を聞きたいことはあったわけですけども、植村さんというよりも、吉田証言の報道も含めた朝日新聞の問題をずっと関心を持って眺めているわけですが。朝日新聞の今回、いや、昨年の検証(記事)。あるいは1997(平成9)年の検証も含めて、慰安婦報道について何か思うところはありますか。それとも特にないですか」 植村「個々のことは、私、取材してないので分かりません」 阿比留「はい」 植村「分かりません。特に、私、会社も辞めているので分かりません。で、それは、
(6)に戻る 朝日新聞で初期の慰安婦報道に関わった植村隆元記者(北星学園大非常勤講師)の産経新聞インタビューの詳報7回目は次の通り。聞き手は本紙政治部の阿比留瑠比編集委員と外信部の原川貴郎記者。 「大学への攻撃が続いて、大学がすごく大変なんだ」原川 ただ、その、このだまされたというこの日本語ですよね、だまされたという言葉と連行という言葉を同時に使うのは日本語の日常の用語法上、両立しないという指摘だと思うんですけど。 植村 ああ、そうなんですか。ま、それは僕はちょっとね、分からないんだけど。ま、僕が日本語の専門家じゃないわけですけれども、別に、先ほど言った西岡(力・東京基督教大教授)さん(の過去の論文)でね、「連行されたプロセスを」ということで、これはプロセスが、あるいは人身売買だったかも分からんし、だまされたかも分からんし、強制連行かも分からんと。戦場に連れて行かれたという意味で私は書いた
(5)に戻る 朝日新聞で初期の慰安婦報道に関わった植村隆元記者(北星学園大非常勤講師)の産経新聞インタビューの詳報6回目は次の通り。聞き手は本紙政治部の阿比留瑠比編集委員と外信部の原川貴郎記者。 「(金さんが)言わないことは書けないと思った」原川 でも訴状を読まれているわけですから。 植村 さまざまな例もあるけれども、(この)訴状は聞き書きのまとめではないですよね。 原川 聞き書きのまとめではなくて、さらにやっぱり裁判に訴えるわけですから、より情報に正確性を期すものだと思いますけども。 植村 民事訴訟というのはご存じですよね。刑事の起訴状とは違って、要するに弁護団の主張を書くわけですからね。私としては、ここ(弁護団の聞き取り)で養父って言わなかったから、言わないことはやっぱり書けないと思った。これは弁護団の前でしゃべったことだから、それで書いているだけ。 原川 それで、違うなということが分
(4)に戻る 朝日新聞で初期の慰安婦報道に関わった植村隆元記者(北星学園大非常勤講師)の産経新聞インタビュー詳報の5回目は次の通り。聞き手は本紙政治部の阿比留瑠比編集委員と外信部の原川貴郎記者。 「間接情報であまり答えられない」阿比留 分かりました。それでじゃあ、一応これも、ハッキリさせておきたいので、(元朝日新聞ソウル特派員の)前川恵司さんが当時の植村さんの担当デスク、大阪本社担当デスクに取材した。そしたら、(1991年12月25日の記事は)植村氏からの売り込み記事だったと。「彼は義母が遺族会の幹部であることを言わなかったし、私も知らなかった」と。 植村 これに関しては、前川さんに僕、会っていないし、直接取材していないんだけれども、これ、大阪のデスクってどういう人ですか。前川さんから何か聞きましたか。 阿比留 まだ聞いていないですね。 植村 じゃあ、そんな間接的な情報であんまり答えられな
(3)に戻る 朝日新聞で初期の慰安婦報道に関わった植村隆元記者(北星学園大非常勤講師)の産経新聞インタビュー詳報の4回目は次の通り。聞き手は本紙政治部の阿比留瑠比編集委員と外信部の原川貴郎記者。 「強制連行みたいなことはイメージなかった」植村 産経新聞は日本軍に連行されたとはっきり2回も書いているよね、金学順さんのことを。僕は、日本軍にだまされたかどうか分からなかった。そんなふうなことは分からなかった。あとの取材で見るとね、日本軍にだまされたわけでもないというのが分かってくるんだけど。 阿比留 (文芸春秋の)手記にも書かれていたように、つまり、当時の認識として、いわゆる今で言うところの強制連行のようなものではなかったという認識だった? 植村 うん、もう、それはねえ、どこかに書いたと思うんだ。 阿比留 手記に書いてあります。 植村 書いてあるよねえ。その言葉(「暴力的に拉致する類の強制連行で
(2)に戻る 朝日新聞で初期の慰安婦報道に関わった植村隆元記者(北星学園大非常勤講師)の産経新聞インタビュー詳報の3回目は次の通り。聞き手は本紙政治部の阿比留瑠比編集委員と外信部の原川貴郎記者。 「テープだけ聞いて書いたわけではない」植村 (言いたいことは)分かりました。それが、まあ、いつも阿比留さんがおっしゃっていたことなんで、ここで言いましょう。阿比留さん、僕の記事(1991年8月11日付朝日新聞大阪本社版社会面記事)って読まれたことあります?きちんと。 阿比留 きちんとと言うか、どの記事ですか。 植村 だから僕のその、批判されている記事。 阿比留 ああ、読みました。 植村 じゃあ、ちょっと見てみましょう。(資料集の)5ページですよねえ、どうぞ。この記事というのはですねえ、まあ阿比留さんも新聞記者を長くやられているから分かると思いますけれども、信頼できる韓国の団体が慰安婦のおばあさんの
(1)に戻る 朝日新聞で初期の慰安婦報道に関わった植村隆元記者(北星学園大非常勤講師)が初めて産経新聞のインタビューに応じた。インタビュー詳報の2回目は次の通り。聞き手は本紙政治部の阿比留瑠比編集委員と外信部の原川貴郎記者。 「『連行』を強制連行の意味にとる?」阿比留 もう一つ付け加えるならば、植村さんの記事は朝日新聞が(韓国女性の強制連行を証言した唯一の日本側証人、自称・元山口県労務報国会下関支部動員部長)吉田清治氏を取り上げ始めた後に出ておりますので、吉田氏が強制連行したという対象、まあ、似たような、吉田氏がやったとはかぎらないにしても…。 植村 うん、吉田清治さん、なるほどね。 阿比留 その当事者がとうとう名乗り出たかというふうに受け止められる可能性はあるわけですね。 植村 ということは吉田さんが金学順さんを連行したという…。 阿比留 いや、そういう意味じゃなくて、そういうふうに吉田
朝日新聞の初期の慰安婦報道に関わった植村隆元記者(北星学園大非常勤講師)が、初めて産経新聞のインタビューに応じた。インタビューは7月30日午後に札幌市内のホテルで行われた。インタビューを担当したのは本紙政治部の阿比留瑠比編集委員と外信部の原川貴郎記者。約2時間にわたってやりとりが続いた。 インタビューの詳報を10回にわたり紹介します。 「(インタビューを)産経新聞がやってくれるの想定していなかった」植村 どうも初めまして植村です。いろいろご質問があるということなので、順次やろうと思うんですが、その前にちょっと、今回わざわざ東京から来られて、ちょっと取材経緯といいますか、意図といいますかですね、その辺のところを教えていただいて…と思うんですけど。いいですか。 阿比留 どうぞ。まず今回は、当初は植村さんに特に焦点をあてる意味ではなくして、朝日新聞による慰安婦検証記事からちょうど1年になりますの
1924年のパリ五輪で陸上男子400メートルに出場し、金メダルに輝いたエリック・リデル(「You Tube」から) 1981年製作の英映画「炎のランナー」で描かれた24年のパリ五輪陸上男子400メートル金メダリスト、エリック・リデルのその後を追った映画「ラストレース(原題)」が中国・香港・米国の合作で製作されている。リデルは五輪優勝後、出生地の中国に戻って宣教活動に身を投じ、43年に旧日本軍の強制収容所で脳腫瘍のため死去した。リデル役は「恋におちたシェイクスピア」(98年)の英俳優、ジョセフ・ファインズが演じる。 「炎のランナー」はヴァンゲリスの荘厳なシンセサイザーのテーマ曲が有名で、3年前のロンドン五輪でもこのテーマ曲がよく使われた。天賦の陸上の才能を持ち、人種偏見を超えて友情で結ばれたユダヤ人青年のハロルド・エイブラムスとスコットランド人のリデルがパリ五輪で金メダルを目指す実話だ。 本
元小結の舞の海秀平氏が3日、東京・平河町の砂防会館別館で開かれた公開憲法フォーラム「憲法改正、待ったなし!」で提言を行った。昨今の日本人力士の「甘さ」は憲法前文の影響だと持論を展開し、会場の笑いを誘った。提言の要旨は次の通り。 ◇ 日本の力士はとても正直に相撲をとる。「自分は真っ向勝負で戦うから相手も真っ向勝負で来てくれるだろう」と信じ込んでぶつかっていく。 ところが相手は色々な戦略をしたたかに考えている。立ち会いからいきなり顔を張ってきたり、肘で相手の顎をめがけてノックダウンを奪いに来たり…。あまりにも今の日本の力士は相手を、人がいいのか信じすぎている。 「これは何かに似ている」と思って考えてみたら憲法の前文、「諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」に行きついた。逆に「諸国民の信義」を疑わなければ勝てないのではないか。 私たちは反省をさせられすぎて、いつ
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