中国・上海万博のイベントで、日本のギャル系ファッションにアレンジした人民服を披露する女性=15日(共同) 中国・上海万博の「ジャパンウイーク」4日目の15日、日本のファッション誌の読者モデルらがファッションショーを行い、最新の若者文化を中国に発信した。ノースリーブにミニスカートという斬新なデザインの「ギャル系人民服」が登場すると、そのセクシーなポーズに会場の盛り上がりは最高潮に。観客から日本語で「かわいい」などと歓声が上がった。
子供を性的対象にした漫画などの制限を目指す東京都青少年健全育成条例の改正案を審議する都議会総務委員会が11日開かれ、改正案の是非をめぐって激しい応酬が行われた。自主規制で足りるのか、条例による規制が必要なのか−。質疑はこの点で堂々巡りとなった。改正案は14日の委員会で採決されるが、最大会派の民主の反対で否決される公算が大きくなっている。 質疑で、民主都議が「委員会の参考人招致で参考人が『(改正による)表現規制より、家族のコミュニケーションなどが整備が最善策』と指摘した」と追及すると、都側は「子供が1人で買える一般図書に子供の性行為を描いた悪質な漫画も売られており、保護者が把握することは困難。制度で子供に見せないことも整備だ」と答えた。 この答弁に、民主都議が「書店を視察したが、シール止めやラップ包装などの自主規制されていた。子供は簡単に手にできない」と反論。都側は「都の調査では現行条例の基
新党「たちあがれ日本」の結党記者会見でポーズをとる石原慎太郎東京都知事(右端)。左から中川義雄参院議員、藤井孝男参院議員、与謝野馨元財務相、平沼赳夫元経産相、園田博之衆院議員=10日午後、東京都内のホテル 平沼赳夫元経済産業相や与謝野馨元財務相らが10日に結党した新党「たちあがれ日本(にっぽん)」。応援団を自任するのが東京都の石原慎太郎知事だ。党名を発案したほか、平沼氏と与謝野氏の間に入り新党設立を後押しした。自身は新党入りはせず、残り1年の都知事の任期を全うする考えだが、今、「血が煮えたぎってる」という“石原流”が東京から日本を変える最後の勝負にでた。(社会部編集委員 石元悠生) 「私の弟分の平沼なんて脳梗塞(こうそく)で倒れ、与謝野君だって咽頭(いんとう)がんですよ。それが死を覚悟でやってるんだ。本当に死んでも死にきれないんだ」 東京・新宿のホテルで9日に開催されたパーティーで、あいさ
子供を性的対象にした漫画などを規制するための東京都青少年健全育成条例改正をめぐり、都議会民主党などが都に改正案の撤回を求めたことについて、石原慎太郎知事は1日の都議会後、報道陣に「ナンセンス。目的は間違っていない。文言を変えればいい」と、撤回の意志がないことを改めて明言した。 民主が撤回しない場合は改正案を否決する方針を示したことにも、石原知事は「否決したらいい。つくり直せばいいんだから。7、8歳の女の子をセックスの対象にする漫画を子供の目に触れさせないようにすることがなぜいけないのか」と怒り、「逆に本会議で質問してやる」と述べた。 改正案をめぐっては、共産も民主に同調するとみられ、改正案は6月議会で反対多数により否決される公算が大きくなっている。
神社で祈祷(きとう)を受け、パッケージに「合格祈願済」などとうたう“合格グッズ”の発売が相次いでいることを受け、神社本庁(東京都渋谷区)が「神社の尊厳を損なうことになる」と全国の神社庁に同種の祈祷の問い合わせには応じないよう通達していたことが18日、分かった。神社本庁では「営利優先の商業活動が顕著になっていることは遺憾。今後の神社運営に大きな影響を与えかねない」と懸念を示している。 神社本庁祭務部によると、受験シーズンを控えた昨年末ごろから、「◯◯神社 合格祈願済」などとうたった商品が大手食品メーカーや文房具メーカーから相次いで発売され、それに伴い、「どこの神社にお願いしたら祈願商品が作れるのか」という問い合わせが神社本庁に殺到した。 本庁では「御利益を商売に利用するようなことはしないでほしい」と回答を繰りかえしたが、問い合わせが絶えず、全国の神社庁に通達することを決めた。 通達を出したの
大阪市東住吉区で17日、市立育和小2年の嵯峨根瑞奈(みずな)さん(8)が下校途中にいきなり刺され、重体となった事件。瑞奈さんを襲った大阪市住吉区我孫子の無職、玉置雪花(せつか)容疑者(32)は、実家で両親と3人暮らし。家族によると、地元の私立高校を卒業後、短大で看護師資格を取得。看護師として奈良県の病院などで勤務したこともあるといい、命の重さを肌で知っているはずだった。「どうしたらいいか分からない。えらいことをしてくれたとしか言えない」。自宅に詰めかけた報道陣に、玉置容疑者の父親(69)は表情をこわばらせた。 昨年8月に西成区内の病院を辞めてからは、仕事にもつかず、外出することもほとんどなかった。昨夏ごろには交際しているような知人男性がいたが、その後姿を見かけなくなり、家族と口をきくことも少なくなったという。 この日、昼ごろに自宅を出る娘を見たという母親(62)は最近、家に自転車があるにも
仕事などのストレスから、精神疾患を患う人が増えている。増え続ける鬱病(うつびょう)を防ごうと、長妻昭厚生労働相は先月、企業が行う健康診断で精神疾患に関する検査を義務づける方針を示すなど、国も対応に追われている。一方、街には「サラリーマンのための心療内科」「即日診察、予約不要」といった看板が増え、精神科の門はたたきやすくなった。しかし、中には急患に備える夜間の精神科救急に押しかけ、「自分は鬱と診断されたので薬がほしい」などと訴える患者もいるようだ。精神科の現場で、何が起きているのか。(今泉有美子)夜間の精神科救急を「コンビニ」と勘違い? 「あの、飲んでいた薬がなくなってしまったんですが…。鬱病と診断されているんですけど、不安で不安で眠れないんです。今から病院に行きますので、診ていただけますか…」 午前3時過ぎ、東京都足立区の「成仁病院」(精神科)に、若い女性から連絡が入った。当直勤務に当たっ
来年4月から使われる小学校教科書の検定結果が公表された。特徴的なのは、国語で全社の教科書に「因幡(いなば)の白ウサギ」など神話が取り上げられたことだ。 神話は古事記や日本書紀などにある古代日本の物語で、その時代の人々の生活や考え方を伝える貴重な遺産だ。ところが、戦後の学校教育では軽視されてきた。自国の伝統文化に親しみ、誇りを持てる教育を実践してほしい。 今回は、国や郷土を愛する態度や伝統文化の尊重を重視した改正教育基本法の成立後初めての検定である。同法の理念が教科書に反映されたことは評価したい。 神話が登場したのは国語の低学年用の教科書だ。子供にも分かりやすく書かれた神話を10ページ近くにわたり掲載した教科書もある。 神話は、戦後教育で教科書にあまり取り上げられなくなった。特に歴史教育では、神話について「天皇の支配を正当化するための創作」といった誤った批判があり、一時教えられなくなった。
衆院文部科学委員会は12日、公立高で授業料を徴収せず、私立高生らに「就学支援金」を支給して負担を軽減する高校無償化法案を審議した。3年後に制度内容を見直す規定を追加する修正をし、与党などの賛成多数で可決する見通し。支給対象に在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の指導下にある各種学校、朝鮮学校を含めるかが焦点だが、川端達夫文部科学相は同日午前の同委員会で、除外する可能性を示唆した。 川端氏は「(支給について)一つの参考にしながら議論しているのは、高校を卒業すれば大学の入学資格ができるかということだ」と述べ、卒業と同時に入学資格が得られない朝鮮学校を対象に含まない可能性に言及した。川端氏はその上で、制度が始まる4月からの朝鮮学校への支給について「評価基準は国会の審議を踏まえるということなので、一部、4月に間に合わないことはあり得る」と述べた。 一方、平野博文官房長官は12日午前の記者会見で、高校無
政府が今国会で審議中の高校授業料無償化法案の対象に、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の指導下にある各種学校、朝鮮学校を含める方向で検討を進めていることが10日、分かった。鳩山由紀夫首相はいったんは除外する方針を示唆したが、政府関係者によると、首相と川端達夫文部科学相は9日の会談で、無償化の対象として適用することでおおむね一致した。 首相はこれまで、「(無償化の対象にするかは)高校の授業内容というのが一つ検討材料になる。(北朝鮮のように)国交がない国の教科内容を果たして、私どもが検討できるか」と述べるなど、朝鮮学校を無償化の対象に含めない方針を示唆していた。 ただ、関係者によると、川端氏は首相との会談で、連立与党の社民党や国民新党に加え、公明党が「特定の国を差別するのはおかしい」などと支給を求めている情勢を報告。さらに文科省内にも「政治問題と教育問題をリンクさせるべきではない」との意見が強く
4位と3位とでは、なぜかくも違うものなのか。「なんで、こんな一段一段なんだろう」と涙した女子モーグルで4位にとどまった上村愛子にもらい泣きした身にとって、スピードスケート男子500メートルで長島圭一郎と加藤条治が獲得した2個のメダルはよりまぶしく見えた。 ▼勝負の神様は、いたずら好きでもある。早くから「天才」といわれ、脚光を浴びてきた加藤には銅を、遅咲きで雑草魂を感じさせる長島には銀を与えた。「銅メダルだったのは悔しい」と語る加藤はまだ25歳だ。同じ会社に所属する2人のライバル物語はまだまだ続きそうでワクワクする。 ▼メダル確定後、加藤は日の丸を背にリンクを滑り、喝采(かっさい)を浴びた。「腰パン」で有名になった国母クンは別にしても、国旗を背負う五輪選手の重圧は、凡人には計り知れないものがある。各国選手がそれぞれの国民の期待を、国旗という形で一身に担って真剣勝負を繰り広げるからこそ、五輪は
保守の立場に立った政治勢力の結集を見据え国民運動を展開する全国規模の大衆組織「頑張れ日本! 全国行動委員会」が来月2日に結成大会を東京都内で開催する。代表には前航空幕僚長、田母神俊雄氏が就任する見通し。 準備委員会によると、急務の課題として外国人参政権の問題を取り上げる予定。国家の主権や独立を脅かしかねないとして、7月の参院選には同法案を推進する政治家に独自の対立候補を擁立することなどを検討する。 2日に日比谷公会堂で2千人規模の結成・総決起大会を開催、安倍晋三元首相や平沼赳夫元経産相ら保守政治の確立を訴える政治家が来賓として出席する予定。幹事長に就任する予定の水島総(さとる)氏は「日本の再生に保守勢力の結集が不可欠。今後、政界がどのように離合集散しても一貫して保守政治家を応援、結集し、混迷を克服する強力な組織にしたい」と語っている。
ハイチ大地震の被災者に千羽鶴を贈るという善意の運動を大阪府在住の女性(21)がインターネット上で呼びかけたところ、「鶴は現地では『悪魔の使者』とされ、贈るのは嫌がらせ」「折り紙を買う前に募金した方がいい」といった批判が相次ぎ、女性のサイトが閉鎖される事態となっている。ハイチの支援関係者は「現地の実情では折り鶴を贈るのは難しいが、女性の気持ちも大事にしたい」として事態の沈静化に努めている。 千羽鶴を贈る運動は、女性が1月15日、ネットの会員制コミュニケーションサイト「mixi(ミクシィ)」の日記で呼びかけた。7.5センチ四方の折り紙で、一人一つの折り鶴に限定して募集。全国に賛同者が広がり、1千羽以上が集まったという。 女性には「『食糧不足の中で千羽鶴を集めてもしょうがない』という批判もあるけれど、悲しんでいる人たちに折り鶴を贈ることで、一人じゃないよという気持ちを伝えたい」という思いがあった
「家族を失った人たちに1人じゃないことを伝えたい」−。 ハイチ大地震で被害を受けた人たちに、千羽鶴を贈って元気になってもらおうという動きが、インターネットの会員制コミュニケーションサイト「mixi」(ミクシィ)で広がっている。呼びかけ人の会員の元にはすでに全国から鶴が多数寄せられており、今後、NGOなどを通じて被災地に送られることが検討されている。 清瀬市のアクセサリー作家、中村ゆりさん(34)は今月中旬、長男の風汰くん(4)と一緒に、ハイチの地震被害者たちに心を込めて千羽鶴を折った。羽の部分には、復興と回復への思いを込め、ローマ字で自分たちの名前を書いた。 中村さんは地震が起きた直後、日本赤十字社を通じて現地に義援金を送った。しかし、テレビでは毎日、多くの人々が倒壊した建物のがれきの下に取り残され、食料を求める人々の様子が映し出される。「日本にいて、何も助けられない自分がもどかしかった」
兵庫県姫路市で小学1年の女児の腹を殴って重傷を負わせた男が傷害容疑で兵庫県警に逮捕、起訴された。県警の調べに対して、男は「女の子の痛がる顔を見ると性的に興奮する」などと供述したとされる。姫路市や隣接する太子町では昨年9月以降、女児が殴られる事件が十数件発生しており、幼い子供を狙った悪質な犯行に地域住民は不安を募らせていた。身勝手で卑劣な犯行に周辺住民の怒りは収まることはない。(高瀬真由子) 白昼、突然の犯行 姫路市網干区興浜の閑静な住宅街。捜査関係者によると、昨年9月19日、午後0時半ごろ、小学1年の女児(6)は自宅前で友達と虫取りをして遊んでいた。その日朝から自転車で女の子を物色していた男は、女児が1人になったときを見計らって突然腕をつかんだ。 いやがる女児に対し、男は強引に腕をつかんで人気のない道に引きずっていった。男は手をふりほどいて逃げる女児を約50メートル追いかけ、腹部を素手で2
米民主党のクシニッチ下院議員は13日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)のキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市辺野古)への移設について、住民の反対を押し切って自然を破壊する計画であり、「日本に対する侮辱だ」と強い言葉で非難した。社民党の阿部知子政審会長とともに訪米中の服部良一衆議院議員との会談後、共同通信に語った。 オバマ大統領と民主党の大統領候補指名を争った同議員はイラク戦争反対の急先鋒(せんぽう)に立つなど党内でも最もリベラル派に属する。 服部議員によると、クシニッチ議員は会談の中で「この問題は下院歳出委員長にも報告し、移設反対の声を同僚議員からも集める」と約束した。「海兵隊が日本にいる必要性はない。時代は変わった」とも述べたという。(共同)
年末年始に住む場所がない求職者たちを受け入れている東京都の越年施設「国立オリンピックセンター」(公設派遣村)の宿泊者が、大みそかの31日、約700人に達した。当初想定していた500人を上回り、都はセンターの別棟を開放した。公設派遣村は失業者の生活を立て直すことなどが狙いだが、入所者からは「食事が豪華すぎて、今後との落差が怖い」という声が上がるなど、見通しの立たない生活への不安が広がり始めている。 入所者には正午から弁当が配られ、献立はトンカツやマカロニサラダなど8品目。前夜もウナギのかば焼きだった。白米をほおばった男性(62)は、「質素でいいから、継続的な支援がほしい」と不安を口にした。 平成20年秋に派遣切りにあった男性(40)は、特設された相談窓口に行ったが具体的な解決策は見つからなかった。「ハローワークならいつも行ってる。ほしいのは『住まい』なのに」 都によると、この日正午時点で集ま
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