「どんな暗雲にも輝く裏がある」と英語のことわざで言いますが、真っ黒な有害物質で太陽光が宇宙にビシバシ弾き返されてる「おかげ」で、われわれ地球人にとっては温暖化の程度がだいぶ抑えられてることがわかりました。その有害物質というのは… 硫酸塩エアロゾル。中国から飛来するPM2.5騒動で有名になった、あの微粒子どもですよ。 欧州ではこれによる大気汚染を一生懸命減らしたら、その「せい」で北極温暖化が加速してるっていう話です。 エアロゾルの温暖化抑制効果は実は前から言われていたことで、ずっと前に「雲に硫酸塩を撒き散らして地球を冷やそうぜ!」というジオエンジニアリング(気象操作、地球工学)の話が持ち上がったときにマスコミで盛んに採り上げられて、ついには撒き散らし過ぎて世界がカチンコチンの氷に閉ざされる未来を描いた韓米仏合作ポストアポカリプス映画「スノーピアサー」なんてのまでできました。「スノーピアサー」