トリジェネレーション(tri-generation)とは、コジェネレーション(=熱電併給)に対して、熱源から生産される熱、電気に加え、発生する二酸化炭素(CO2)も有効活用するエネルギー供給システムを意味する造語である。京都議定書発効を契機として、近年導入されるようになりつつある。 概要[編集] トリジェネレーションには、二酸化炭素を農作物の生育促進に使用する「農業トリジェネレーション」と、アルカリ廃液の中和作用に利用するなど工業向けの「工業トリジェネレーション」[1]があり、特に農業トリジェネレーションは世界的に利用が拡大している。 農業トリジェネレーションに関しては欧米、特に温室栽培が盛んなオランダにおいて自家発電やボイラーに含まれる二酸化炭素の利用が早くから推進されてきた。二酸化炭素濃度を、通常の大気中に含まれる360PPMより高い、700~1000PPMに引き上げた場合、葉物野菜で