大阪府が所有し、大阪・南港の庁舎の地下駐車場に置かれたままになっていた美術作品について、適切な保管場所への運び出しが始まっています。 大阪府は、評価額がおよそ2億2000万円に上る105点の彫刻などの美術品を、2017年から大阪市住之江区の大阪府咲州庁舎の地下駐車場に置いたままにしていました。 バブル期にあった美術館新設の構想などのため集められたものの、構想の行き詰まりなどから適切な保管場所がなくなっていたものです。 大阪府は9月14日から府が所有する施設で施錠ができる適切な保管場所への美術品の運び出しを行っています。 9月19日までの作業で半分近くの搬送が終わっていて、9月中にも完了する予定だということです。 府は、搬送先の具体的な場所は明らかにしていません。