アンチ・グローバリストはどこに消えた? 〜 平穏なWTO閣僚会議を考える 2008年8月 4日 経済・ビジネス社会国際情勢 コメント: トラックバック (0) (これまでの 藤井敏彦の「CSRの本質」はこちら) いつの間にか寝てしまったよう。機内のアナウンスで目が覚めると、もう飛行機は日本海海上でした。慌てて原稿を書きはじめました。 今回の2週間のジュネーブ出張は、読者各位ご賢察のとおり、WTOの閣僚会合でした。7年越しのドーハ・ラウンドを実質的に年内に妥結するためには今回、「モダリティ」と呼ばれる関税引き下げ方式に合意することが絶対条件と言われました。 でも、結局それはなりませんでした。すでに新聞やテレビで報道されており、ことの経緯は皆様よくご存知かもしれません。 閣僚会議というのは、閣僚プラス一人しか会議室に入れません。そこでは言葉による「戦争」が繰り広げられる。そのかわり機密は絶対に