本ブログは移転しました。こちらをご覧ください。 昨年末に、新しいバージョンのPMBOK(R)が出た。 日本には2万人以上のPMPがいる。一方で、未だに、「プロジェクトマネジメントの定着化」といったセミナーをやると多くの人が参加してくれる。どういうことなのだろうか? 4年に一度の機会なので、少し、いくつかの視点から論考してみたい。 ◆米国組織の特性 冷泉彰彦さんという方が、 冷泉 彰彦「アメリカモデルの終焉、金融危機が暴露した虚構の労働改革」、東洋経済新報社(2009) の中で、米国企業における成果主義の前提となっている組織の特性をいろいろと解説してくれている。この本を読んでいると日本で米国流のプロジェクトマネジメント(PMBOK)がうまく行くには、ドキュメント化vs暗黙知といった表面的な話ではなく、成果主義同様、相当な制度と価値観の変革が必要だと思い知らされる。 ヨコの軸:同じレベルの他の