米S&P500種株価指数がほぼ3カ月で最悪の週を終えた後、ウォール街の恐怖ゲージが幾分の警鐘を鳴らした。しかし、これは長期的に見れば今回の上昇相場にとってプラスだと、サンダイアル・キャピタル・リサーチが指摘した。 オプション市場はインプライドボラティリティーの上昇を示しているが、実際のボラティリティーは記録的低水準に向かっている。こうした乖離(かいり)は過去において、目先の相場下落と長期的な上昇の先触れだったという。 サンダイアルのジェーソン・ゲッフェルト社長は13日のリポートで 「株式投資家とボラティリティートレーダーのどちらがよく知っているかというと、短期的にはオプショントレーダーが『より賢かった』が、中期的には投資家が正しかった」と述べた。 サンダイアルはS&P500種が過去最高値から1%未満の水準にあり、同時にCBOEボラティリティー指数(VIX)とS&P500種の30日間の実現ボ