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ブックマーク / turntokyo.com (9)

  • ポップ・シーンをオルタナティヴな表現でハックするNewJeansと奇才ディレクター、ミン・ヒジン | TURN

    2020年代に入り、メインストリームの音楽市場は完全にアメリカからグローバルへと開かれた。2012年、PSYの「江南スタイル」がYouTube経由で世界的ヒット。同時期に、ダディー・ヤンキーを筆頭にグローバルでのレゲトン・ムーヴメントが始まり、「外国語」のポップスを世界が許容し始めた。グローバル化以降のK-POPに限って言えば、フックありきのソングライティングがメソッド化し、「インダストリー・プラント」となった10年間であったが、BTSは今や世界最大のボーイ・バンドとなり、BLACKPINKはコーチェラのヘッドライナーを務めるなど、国家戦略としても促進されてきたこのカルチャーは、大成功と言える形で一つの周期が終わりを迎えたと言っていいだろう。 そんな中、2022年7月にNewJeansは「Attention」のMVと共に文字通り彗星の如くデビュー。BTSも所属する、韓国最大手のレコード会社

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    yyamano 2023/08/19
  • 感度の高いショップが密集する城下町・松本のインディー文化カギを握る2軒の人気ショップ店主に訊く | TURN

    サブスクリプション・サービスの普及と巨大フェスの定着によって、ぱっと見では隆盛を極めているようにも見える音楽シーン。洋楽・邦楽のメインストリームが盛り上がるのはもちろん素晴らしいことだけど、クラウドサーバーと年に数度の祝祭空間の中には入りきらない、新しくてユニークな音楽は果たしてその価値に見合うだけの人数に伝わっているだろうか。このアーティストもあのアーティストも、もっと多くの人に聴かれるべきではなかろうか…。そんな素朴な問題意識から筆者はここ数年、超細々と音楽イベントを企画したり、フリーペーパーを出したり、ブログを書いたりしているのだが、その過程において、日の各地で自分たちのやり方で、自分たちの好きな音楽を広げていこうとしている魅力的な人々がたくさんいることを知った。 こうしたローカルでインディペンデントな輪を作り上げていく取り組みというのは、巨大資による寡占化が進んでいく音楽文化

    感度の高いショップが密集する城下町・松本のインディー文化カギを握る2軒の人気ショップ店主に訊く | TURN
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    yyamano 2023/06/01
  • 「完全なものができたら終わってしまう」サイケアウツとは何か?変異するサンプリング・ダンス・ミュージック | TURN

    「完全なものができたら終わってしまう」 サイケアウツとは何か? 変異するサンプリング・ダンス・ミュージック 大阪を拠点とする《EM Records》はこれまでにも数多くのリイシュー音源やコンピレーションをリリースしているがその作品たちの素晴らしさは言わずもがな、いずれも懐古主義に陥らずそのタイミングだからこその新たな発見をもたらしてくれるようなものばかりだ。そしてこの度、リリースされた『逆襲のサイケアウツ:ベスト・カッツ 1995-2000』もまさにそんな作品だろう。 ヴェイパーウェイヴをはじめとするウェブ上のコミュニティから生まれた音楽によって変化していくサンプリングの概念や近年のジャングルやレイヴ・ミュージックへの再評価といった流れの中で、一貫してサンプリングという手法を駆使した制作を行い国内におけるジャングル/ドラムンベースの代表的存在とされるサイケアウツの歴史をパッケージした作品が

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    yyamano 2023/02/06
  • 80年代の細野晴臣を綴る「汚し」のプロセスを経た音の刺激 | TURN

    2019年、細野晴臣デビュー50周年記念展(『細野観光 1969-2019』)が、六木ヒルズ展望台で1ヶ月に渡って開催されました。そこでは氏の所有するギターやキーボード、民族楽器や果ては玩具に至るまで、世界中のありとあらゆる音の鳴るものが、さながら万博のように陳列されていました。その中で個人的に印象深かったものが、E-mu Systems社のサンプラー「Emulator Ⅰ」です。フロッピーディスクからサンプルを読み込んで使用するこの電子楽器は、1981年の発売当時、メモリー容量はたったの128KB、サンプリング可能な時間も2秒程という、今から考えれば非常に制限的なものでした。 当時このEmulatorが画期的とされたのは、以前のサンプリング・マシンと比べて安価であり、また持ち運びもしやすいサイズであるなどの、即物的な面が大きかったようです。ライヴにおいても重宝され、YMOの1981年の

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    yyamano 2021/08/19
  • 「1975年まで世界を半周し、クレイジーなアナーキストになり、6年間アンダーグラウンド映画の制作に携わり、修道院に住んだりトラックで生活したりしていたんだ」 アンソニー・ムーア(ex-スラップ・ハッピー) 再発された幻のソロ作『Out』を語る | TURN

    「1975年まで世界を半周し、クレイジーなアナーキストになり、 6年間アンダーグラウンド映画の制作に携わり、修道院に住んだりトラックで生活したりしていたんだ」 アンソニー・ムーア(ex-スラップ・ハッピー) 再発された幻のソロ作『Out』を語る アンソニー・ムーア。“ノスタルジックでモダーンな響きを秘めた”この名前に心がはやる人はきっと、70年代に10代を過ごしプログレッシヴ・ロックの形骸化からパンクの勃興と衰退をリアルタイムで感じてきた世代だろう。マイク・オールドフィールド、ゴング、ヘンリー・カウ、タンジェリン・ドリーム、ファウストetc……アンダーグラウンドな未知のロックを繰り出すヴァージン・レコードの日登場はピンク・フロイドやキング・クリムゾンだけでは飽き足りない探究心旺盛な少年の心を悩ましく揺さぶった。そんな異類異形の中から凛としたモノクロ写真のジャケットをまとって現れた英米独の

    「1975年まで世界を半周し、クレイジーなアナーキストになり、6年間アンダーグラウンド映画の制作に携わり、修道院に住んだりトラックで生活したりしていたんだ」 アンソニー・ムーア(ex-スラップ・ハッピー) 再発された幻のソロ作『Out』を語る | TURN
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    yyamano 2021/02/12
  • 【未来は懐かしい】Vol.15「周縁」から再構築するラテン・ミュージック「和レアリック」名盤『トゥデイズ・ラテン・プロジェクト』を聴く | TURN

    【未来は懐かしい】Vol.15 「周縁」から再構築するラテン・ミュージック 「和レアリック」名盤『トゥデイズ・ラテン・プロジェクト』を聴く ここ最近の和モノブームを牽引する「和レアリック」。昨年にはele-king booksから『和レアリック・ディスクガイド』が刊行され、あの作品もこのレコードも「和レアリック」というキーワードのもとで今日的な魅力が見いだされるようになっている。今回紹介するToday’s Latin Project(トゥデイズ・ラテン・プロジェクト)による83年作も、この流れの中でCD再発に至った一枚だ。 ラテン・ミュージックの日への浸透史を振り返ると、その起点は1931年のドン・アスピアス&ハバナ・カシーノ・オーケストラによる「南京豆売り」の国内リリースに求めることが出来る。その後もレクオーナ・キューバン・ボーイズ、リコス・クレオール・バンド、ザビア・クガート楽団など

    【未来は懐かしい】Vol.15「周縁」から再構築するラテン・ミュージック「和レアリック」名盤『トゥデイズ・ラテン・プロジェクト』を聴く | TURN
    yyamano
    yyamano 2020/12/01
    “Today’s Latin Project”
  • 【中古CD探検隊】第1回今だ!! 中古CDディグの「面白さ」を追え!! | TURN

    《RECOfan》渋谷BEAM店の最期を見送る 以前の街の賑わいが戻りつつあるような喧噪につつまれながら、渋谷センター街の雑踏を潜り抜け、渋谷は宇田川通りにあるビルの谷間で立ち止まる。向かって左側にはかつて《BOOKOFF》渋谷センター街店が入居していたビル。4・5階にライブハウスSHIBUYA CLUB QUATTROを有し90年代には《WAVE》渋谷クアトロ店、以降も2000年代にかけて《Warszawa》《GANBAN》、それ以外にも数々の音楽関係の店舗が入居していた同ビルも、現在はファスト・ファッション・ブランド《GU》の巨大店舗へと姿を変え、ビルの前には入店を待つ若者たちの待機列ができている。それを横目に、私はそのビルの向かいに立つ年季の入った無機質な風貌を持つ銀色のビルの前で立ち止まり、入口そばにある立て看板の写真を撮る。10月11日、日曜日。そのビルの4階にある(中古)レコー

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    yyamano 2020/12/01
  • 第1回『古一小舎』〜今後の台北音楽シーンを担う、どう考えても普通じゃないカレー店 | TURN

    菅原慎一のアジア熱が止まらない! 近年、すっかりアジアン・カルチャーに魅せられているシャムキャッツの菅原慎一が、ここ『TURN』で執筆レポートしてくれた人気記事《ex透明雑誌・洪申豪(モンキー)が作った理想のスペースとは?》に続いて、とうとうアジアのポップカルチャーをテーマにした連載コラムをスタートしてくれることになりました。それがこの《菅原慎一の魅惑のアジアポップ通信》です。 8月2日(金)〜8月25日(日)にかけて代官山の蔦屋書店でカレーフェア《SPICE RHYTHM & SONG WEEK》も企画開催中、8/30(金)にはオトトイにて開催される《夜間音楽ラボ〜アジア音楽編〜》でアジアの音楽についてたっぷりとトーク、カセットテープDJも披露する予定だそう。この夏もすっかりアジア漬けのそんな菅原からのアジア定期便コラム、どうぞお楽しみください!(編集部) 記念すべき第1回目は、2018

    第1回『古一小舎』〜今後の台北音楽シーンを担う、どう考えても普通じゃないカレー店 | TURN
    yyamano
    yyamano 2019/08/08
    Sonic Deadhorse!
  • シャムキャッツ菅原慎一が訪ねる新たな台北の遊び場《PAR STORE》 ~ex 透明雑誌・洪申豪(モンキー)が作った理想のスペースとは? | TURN

    シャムキャッツ菅原慎一が訪ねる新たな台北の遊び場《PAR STORE》 ~ex 透明雑誌・洪申豪(モンキー)が作った理想のスペースとは? シャムキャッツのギタリスト/ソングライターの菅原慎一が、いつのまにか東アジアのインディー・ポップに夢中になっている。もともとがリスナー気質の強い菅原だが、シャムキャッツとして台湾公演を行い暖かいオーディエンスに迎えられたことも一つのきっかけに、あくまで音楽家同士、現地の親しいバンドやミュージシャンとカジュアルに情報交換をするようになったということなのかもしれない。そうした菅原たちの活動も奏功し、東~東南アジアの若いバンド、アーティストは昨今日で次々に紹介されるようになり、来日公演も多く実現するようになった。逆にシャムキャッツのようにアジア・ツアーへと繰り出す日のバンドも年々増えている。 そんな菅原が日でも伝説化している台湾のバンド「透明雑誌」の元リ

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