●連載のはじめに 電子署名法(正式名:電子署名及び認証業務に関する法律施行規則)は、「電子署名に関し、電磁的記録の真正な成立の推定、特定認証業務に関する認定の制度その他必要な事項を定めることにより、電子署名の円滑な利用の確保による情報の電磁的方式による流通及び情報処理の促進を図り、もって国民生活の向上及び国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする」ために制定され2001年4月に施行された。 これにより、ブロードバンドなどのネットワーク基盤にセキュリティ基盤と法的基盤が加わり、ネットワークを通じた電子商取引(EC)や行政処理などが促進されることとなるだろう。 この電子署名法の成立の前提の1つとなっているセキュリティ基盤が、PKI技術だ。そこで、電子署名法に基づくビジネスを考えている方を想定して、実際に電子署名システム導入のために必要なノウハウを数回にわたり解説していく。 本連載が、これか