今回はRIP(Raster Image Processer)を取り上げます。 RIPはフロントエンドのアプリケーションソフトから送られてくるコマンドやPDL(Page Description Language)を解釈して、文字・画像データをラスター・イメージに展開して、プリンタやイメージセッタで出力させるためにビットマップを生成し、ラスター・イメージに変換処理します。 ラスターは「走査線」のことを意味し、文字や記号などの符号情報と写真などの画像走査線情報を同時処理するために、それぞれの情報をビットマップに展開する必要があります。 RIPはこの変換処理するためのプロセッサのことで、一般的にはPostScriptプログラムを実行するインタプリタの装置のことを言います。 RIPは大きく分けるとハードウェアRIPとソフトウエアRIPの2つに分かれます。 1. ハードウェアRIP ハード