政府と東京電力の福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)事故中長期対策会議の初会合が21日開かれ、1~4事故号機の廃炉に向けた工程表を策定しました。策定された工程表は3期に分かれ、廃炉まで30~40年を目標にしていますが、その道筋はきわめて不透明です。 第1期は最も多くの使用済み核燃料が入っている4号機の核燃料プールで燃料取り出しを始めるまでの期間で2年以内が目標。大気中への放射性物質放出の低減や高濃度放射能汚染水処理を安定的に継続することを掲げています。第2期は10年以内を目標に1~3号機から溶けた燃料の取り出しを始めます。この間に、高濃度放射能汚染水処理を完了させるとしています。 第3期は廃炉作業が終了する期間で30~40年後が目標です。溶融燃料を取り出した後、原子炉の解体を終える計画です。 溶融燃料の取り出しでは、2015年度末ごろから格納容器下部を補修し、水で満たす冠水作業に着手。19
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