札幌市中央区の住宅街などで6日未明から、ヒグマの目撃情報が相次いで警察署などに寄せられた。 目撃情報は、藻岩山山麓の住宅街や円山周辺に集中。周辺の小学校などでは、集団で登下校させるなど厳戒態勢が続き、市は緊急の「ヒグマ対策会議」を開催、散策道の立ち入り禁止などを決めた。夜に入っても住民からの通報は続き、目撃情報は13件に上った。 同市中央区では6日午前0時過ぎに、南23西15の札幌外科記念病院近くでクマが目撃され、午前3時20分頃には、タクシー運転手が、北海道神宮の第二鳥居前近くで、体長約2メートルのヒグマを目撃。近くでクルミの交じったフンも見つかった。 同日午後4時15分頃には、南19西16の山元公園付近で体長約1メートルの子グマが徘徊(はいかい)しているのを中学生が目撃し、110番通報。夜に入っても午後9時35分頃、円山西町9で、自宅のベランダにいた男性から「1・5メートルぐらいのクマ