記事一覧 もんじゅ大型機器撤去終わる 新器具設置し装置回収へ (2011年6月6日午後5時56分) クレーンで案内筒をつり下げ撤去する作業員=6日、福井県敦賀市のもんじゅ(原子力機構提供) 日本原子力研究開発機構は6日、高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で、原子炉容器内に落下した炉内中継装置の引き抜きに向け、装置回収に障害となる炉上部の大型機器撤去を終了した。6月中旬に上ぶたの一部と一体で回収するため今後、新たに製造したつり下げ器具などを取り付ける。 同装置は昨年8月、燃料交換を終えて炉内から搬出しようと、つり下げた際に落下した。衝撃で装置の継ぎ目が変形し、上ぶたの穴に引っかかって抜けないため、「スリーブ」と呼ばれる上ぶたの一部と一体で引き抜く工法としている。 この日は、上ぶたの開口部をふさぐドアバルブと上ぶたとをつなぐ重さ約46トンの案内筒を取り外した。冷却材のナトリウムが空気に