気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 福田政権発足から10日が経過した。“トップダウン型”の小泉に対して、“調整型”の福田と言われているようだが、本当に調整型の政治が行われては大変だ。例えば、中央と地方の格差を強調して、それを解決するための調整の結果が公共事業の復活になるといった政治が行われては危険である。 小泉改革が国内に格差やヒズミを作ったといった説には意図的なものさえ感じられる。日本にとっては、エネルギー、資源、環境、安全を確保しながら、国際競争力を回復することがすべてに優先する課題である。国内指向で近視眼的な行政を行うと日本の競争力がますます低下してしまうだろう。少し極端に言ってしまえば、日本のインフラは「産業の国際競争力」である。 外貨の100%を製造業に頼り、資源エネ