受け継がれていく師弟の絆 藤井猛が山崎に、「お弟子さん(磯谷祐維女流初段)活躍しているじゃないですか」と言い、私も「この間、高槻の将棋会館に行ったら、彼女は朝から若手棋士とVS(練習対局)してましたよ」と言うと、顔をほころばせて「(磯谷の奨励会時代は)厳しく言いすぎたので、ほめるようにしたら今は一所懸命勉強していますね。若手棋士並みに研究会をこなしています。指導はほめないといけないかなあ」。 山崎と磯谷と言えば、2024年の山崎対佐藤天彦の棋聖戦挑戦者決定戦を思い出す。私が観戦記だったのだが、磯谷は連盟で師匠の大一番を見守っていた。感想戦では邪魔にならないように遠くから正座でずっと見ていた。せっかくだからツーショットを取りましょうと強引に並ばせると磯谷は笑顔を見せた。 山崎隆之九段(左)と磯谷祐維女流初段 ©︎勝又清和 ところで、藤井猛と山崎には「居玉での攻撃システム構築」という共通点があ

